最新記事

衛生

アメリカ人の半数近くは「パンツを2日以上履いてます」

2019年8月19日(月)18時40分
松丸さとみ

「1週間以上履いたことがある」と答えた男性は20%、女性8%...... creacart-iStock

<米国の男女1000人に「2日以上同じパンツを履いたことがあるか」と尋ねたところ、「ある」と答えた人の割合は45%に上った......>

同じパンツを1週間履いたツワモノは13%

「パンツは毎日履き替えるもの」というのは、どうやら万人に共通する考えではないようだ──米国の下着メーカー「トミー・ジョン」は、同社が行なった調査結果を受けてこう述べている。

トミー・ジョンは、「基本的な常識として、下着は毎日変えるべき、もしくは少なくとも一度脱いだら洗濯するべき」という前提に基づき、「一体何人の人がこのゴールデンルールに従っているのか?」を調べるべく、調査を行なったとしている。

同社が米国の男女1000人に「2日以上同じパンツを履いたことがあるか」と尋ねたところ、「ある」と答えた人の割合は45%に上った。なかでも、「同じパンツを1週間以上履いたことがある」というツワモノは13%もいた。男女別で見ると、「2日以上同じパンツを履いたことがある」と答えた人の中で、さらに「1週間以上履いたことがある」と答えた男性は20%、女性8%で、男性の方が2.5倍に達した。

トミー・ジョンはまた別の1000人に対し、パンツを買ってからどのくらいの期間使用しているかを尋ねた。46%の人が「1年以上同じパンツを使っている」と答え、さらに「どのくらい使っているか分からない」と答えた人は全体の38%に達した。

同社は、パンツは洗濯した後でも多くて1万個のバクテリアがまだ付着している可能性があると指摘。使用する期間が長くなると、それだけ微生物やカビなどの真菌類が下着に蓄積していくため、半年から1年で捨てた方がいいと述べている。

「パンツが500円で買えるにはワケがある」

しかしこれは下着メーカーの言い分なので、下着の販売増を狙っての発言では?と思ってしまうところだ。そこで調べてみたところ、どうやらきちんと洗濯しても、古い下着を使い続けているとやはり不衛生なようだ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

韓国CPI、4月は前年比+2.9%に鈍化 予想下回

ビジネス

為替、購買力平価と市場実勢の大幅乖離に関心=日銀3

ビジネス

英GSK、1─3月利益と売上高が予想超え 通期利益

ビジネス

JPモルガン、ロシアで保有の資産差し押さえも
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロシア空軍基地の被害規模

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉起動

  • 4

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 5

    ポーランド政府の呼び出しをロシア大使が無視、ミサ…

  • 6

    米中逆転は遠のいた?──2021年にアメリカの76%に達し…

  • 7

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 8

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 9

    パレスチナ支持の学生運動を激化させた2つの要因

  • 10

    大卒でない人にはチャンスも与えられない...そんなア…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    中国の最新鋭ステルス爆撃機H20は「恐れるに足らず」…

  • 9

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 10

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 10

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中