最新記事

中台関係

台湾の都市名に添えられた「中国」表記、EUの支援で「中華台北」に修正

2020年9月28日(月)18時30分

「世界気候エネルギー首長誓約」の公式サイトで台湾の6都市の国名が「中国」と表記されていた問題で、台湾の呉ショウ燮外交部長(外相)は28日、EUの協力で「中華台北(チャイニーズ・タイペイ)」に修正されたと表明した。写真は2日撮影(2020年 ロイター/Ann Wang)

地球温暖化対策を進める世界の自治体が参加する「世界気候エネルギー首長誓約」(本部ブリュッセル)の公式サイトで台湾の6都市の国名が「中国」と表記されていた問題で、台湾の呉ショウ燮外交部長(外相)は28日、欧州連合(EU)の協力で「中華台北(チャイニーズ・タイペイ)」に修正されたと表明した。

台湾6都市の市長が国名の訂正を求める公開書簡を出したことを受け、首長誓約側が修正に応じたという。

中国政府は、国際団体や企業に対し、ウェブサイトや公式文書で台湾を中国の一部と表記するよう要求。台湾は中国政府の方針に反発している。

台湾は五輪などで「中華台北」の呼称を使っている。

同部長は、詳細を明らかにしなかったものの、この問題でEUが台湾を「支援」してくれたと表明。「非常に満足している」と述べた。

EUや首長誓約のコメントは取れていない。

中国外務省の報道官は記者団に、台湾は中国の不可分な領土であるとし「台湾の都市は当然、中国の都市として記載すべきだ」と述べた。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・反日デモへつながった尖閣沖事件から10年 「特攻漁船」船長の意外すぎる末路
・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ
・戦略性を失った習近平「四面楚歌」外交の末路
・世界が激怒する中国「犬肉祭り」の残酷さ


20201103issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

11月3日号(10月27日発売)は「ドイツ妄信の罠」特集。歴史問題、経済、外交……「日本はドイツを見習え」はどこまで正しいか。

関連ワード

ニュース速報

ワールド

スペイン、全土の緊急事態宣言を来年5月まで延長

ワールド

米最高裁、ノースカロライナ州の投票期限延長差し止め

ワールド

米国の西半分でコロナ感染まん延、積極的な防止策を=

ワールド

ハリケーン「ゼータ」が米南部上陸、倒木などで3人死

MAGAZINE

特集:ドイツ妄信の罠

2020-11・ 3号(10/27発売)

良くも悪くも日本人が特別視する国家・ドイツ──歴史問題や政治、経済で本当に学ぶべき点は

人気ランキング

  • 1

    菅首相は安倍首相に続き自滅か

  • 2

    米総領事館に亡命申請にきた十代活動家を香港当局が拘束、米側は亡命を拒絶?

  • 3

    「ドイツは謝罪したから和解できた」という日本人の勘違い

  • 4

    日本で研究不正がはびこり、ノーベル賞級研究が不可…

  • 5

    新型コロナ感染の後遺症で脳が10歳も老化する?

  • 6

    新しい原子力エンジンで火星への到達時間が半減?

  • 7

    日米豪印「クアッド」に走る亀裂──多国間連携で「反…

  • 8

    キリスト教福音派で始まった造反がトランプの命取りに

  • 9

    中国共産党化する日本政治

  • 10

    コロナ第3波で冬を迎える米国、シカゴの飲食店ではこ…

  • 1

    世界が騒いだ中国・三峡ダムが「決壊し得ない」理由

  • 2

    決壊のほかにある、中国・三峡ダムの知られざる危険性

  • 3

    「ドイツは謝罪したから和解できた」という日本人の勘違い

  • 4

    女性との握手拒否で帰化認定が無効になった ドイツ

  • 5

    中国・青島市で冷凍食品から新型コロナウイルスが検…

  • 6

    菅首相は安倍首相に続き自滅か

  • 7

    黒人プラスサイズのヌードを「ポルノ」としてインス…

  • 8

    毎年ネットで「三峡ダム決壊!」がバズる理由

  • 9

    ボイジャー2号が太陽系外の星間物質の電子密度の上昇…

  • 10

    中国が極超音速ミサイルを配備、「能力の無駄遣い」…

  • 1

    世界が騒いだ中国・三峡ダムが「決壊し得ない」理由

  • 2

    スリランカが日本支援のライトレール計画を中止したのは......

  • 3

    日本学術会議は最後に大きな仕事をした

  • 4

    韓国ネット民、旭日旗めぐりなぜかフィリピンと対立…

  • 5

    金正恩「女子大生クラブ」主要メンバー6人を公開処刑

  • 6

    習近平、中国海兵隊に号令「戦争に備えよ」

  • 7

    その数333基、世界一のダム輸出国・中国の「無責任」

  • 8

    注意喚起、 猛毒を持つふさふさの毛虫が米バージニア…

  • 9

    決壊のほかにある、中国・三峡ダムの知られざる危険性

  • 10

    「ドイツは謝罪したから和解できた」という日本人の…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2020年10月
  • 2020年9月
  • 2020年8月
  • 2020年7月
  • 2020年6月
  • 2020年5月