最新記事

動物

【動画】海辺を歩く2頭のライオンに視聴950万回

Two Male Lions Spotted on the Beach, Walking in the Ocean in Viral Video

2020年9月11日(金)16時15分
セレン・モリス

普段はアフリカのサバンナにいるはずのライオンが Catherine Withers-Clarke/iStock

<なかなかあり得ない幻想的な光景にツイッターユーザーは大興奮>

浜辺で波打ち際を歩く2頭のライオンの幻想的な動画がツイッター上で拡散し、950万回近く視聴されて注目を集めている。この何とも不思議が絵柄にツイッターユーザーたちは、この動画をアニメ映画『マダガスカル』になぞらえるなど、大盛り上がりだ。

15秒間の動画には、水平線を見つめて佇む2頭のライオンの足に、波が打ち寄せる様子が捉えられている。1頭がゆっくりと体の向きを変えると、もう1頭もそれに続き、波打ち際を歩き始める。

動画は当初、ソーシャルニュースサイトのレディットに投稿された。どこで撮影されたものかは不明だが、ドバイでペットとして飼われているライオンではないかと推測されている。2018年にも、今回と同じように2頭のライオンがビーチにいる動画がネット上に出回った(その時の2頭は綱につながれていた)。

アラブ首長国連邦では野生動物をペットとして飼うことは法律で禁止されているが、動画のライオンたちはペットの疑いがある。

野生では水が嫌い

動画の投稿者が「ビーチにライオンがいる光景なんて初めて見た」と書き込んだことに対して、あるユーザーは『マダガスカル』のライオン、アレックスを知らないの?と反応した。

動画がどのような状況で撮影されたのかは不明だが、2頭のライオンは自発的に浅瀬を歩いているようだ。

ライオンは水が嫌いだ。だから泳げたとしても、楽しむために海に入ることは考えにくい。生態学者のクリスチャン・ウィンターバッハはアニマル・プラネットに対して、「ライオンは日常的に泳ぐ動物としては知られていない」と語った。「トラは水に入って涼むのが大好きだが、ライオンは違う。だが目の前の川を渡る必要があれば、泳いで渡るだろう」

<参考記事>ヒヒにさらわれ子どもにされた子ライオンの悲劇
<参考記事>中国の動物園で「自分の尻尾を噛みちぎった」ライオン

【話題の記事】
大丈夫かトランプ 大統領の精神状態を疑う声が噴出
中国からの「謎の種」、播いたら生えてきたのは......?
地下5キロメートルで「巨大な生物圏」が発見される
中国は「第三次大戦を準備している」
ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死

20200915issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

9月15日号(9月8日発売)は「米大統領選2020:トランプの勝算 バイデンの誤算」特集。勝敗を分けるポイントは何か。コロナ、BLM、浮動票......でトランプの再選確率を探る。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア裁判所、JPモルガンとコメルツ銀の資産差し押

ワールド

プーチン大統領、通算5期目始動 西側との核協議に前

ビジネス

UBS、クレディS買収以来初の四半期黒字 自社株買

ビジネス

中国外貨準備、4月は予想以上に減少 金保有は増加
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 2

    「真の脅威」は中国の大きすぎる「その野心」

  • 3

    翼が生えた「天使」のような形に、トゲだらけの体表...奇妙な姿の超希少カスザメを発見、100年ぶり研究再開

  • 4

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが......…

  • 5

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 6

    メーガン妃を熱心に売り込むヘンリー王子の「マネー…

  • 7

    ウクライナがモスクワの空港で「放火」工作を実行す…

  • 8

    単独取材:岸田首相、本誌に語ったGDP「4位転落」日…

  • 9

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 10

    こ、この顔は...コートニー・カーダシアンの息子、元…

  • 1

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 4

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 5

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 6

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 7

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 10

    「500万ドルの最新鋭レーダー」を爆破...劇的瞬間を…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

  • 10

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中