最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(4日現在)

2020年4月4日(土)09時12分

■米FRB議長、2月にトランプ氏と2回電話会談 緊急利下げ前

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が2月にトランプ大統領と2回にわたり電話会談を行っていたことが、3日公表されたスケジュール表から明らかになった。

■米フォード、欧州での生産停止延長 少なくとも5月4日まで

米自動車大手フォード・モーターは3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、欧州の製造拠点の大半で実施している自動車およびエンジンの一時的な生産停止措置を少なくとも5月4日まで延長すると発表した。

■独首相、移動制限解除は時期尚早 新型コロナ拡大鈍化の兆しでも

ドイツのメルケル首相は3日、新型コロナウイルスの感染拡大がやや鈍化している兆候はあるものの、国内の移動制限を解除するには時期尚早との見方を示した。

■イタリア、新型コロナの死者・感染者数は横ばい

イタリア当局は3日、新型コロナウイルス感染症による死者が766人増え、1万4681人に達したと発表した。死者数は前日の760人から増加した。

■世界のマスク市場が「無法化」、米の買い占めに各国が懸念も

新型コロナウイルスに対応する医療従事者を守るためのマスクを確保する動きが世界中で加速しており、マスク市場は「ワイルド・ウエスト」(無法で粗野な米国開拓時代)と化している。米国が既に契約を結んだ他国よりも高い価格を払って買い占めるケースも見られている。

■米雇用3月は70.1万人減、9年半ぶり減少 失業率4.4%に悪化

米労働省が3日発表した3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から70万1000人減と、前月の27万5000人増(改定)からマイナスに転じ、市場予想の10万人減を大幅に超える落ち込みとなった。新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた外出制限措置などが経済活動の停滞につながり、米経済のリセッション入りを示唆した。

■NY州、新型コロナの1日死者数が最多に 全米感染者は24万人

米ニューヨーク州のクオモ知事は3日、新型コロナウイルス感染症による死者が24時間で562人増え、計2935人に達したと発表した。1日の死者数としては最多となる。

■EMA、米ギリアドの抗ウイルス薬を推奨 新型コロナ治療で

欧州医薬品庁(EMA)は3日、新型コロナウイルスの治療薬の候補である米バイオ医薬品大手ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「レムデシビル」をコンパッショネート使用プログラムを通じて使用することを推奨すると発表した。

■IMFとWHO、途上国に医療支出優先を要請 新型コロナ対策で

国際通貨基金(IMF)と世界保健機関(WHO)は3日、発展途上国の首脳らに対し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)への対応で、医療従事者への給与支払いや医療用保護具の購入など医療関連の支出を優先するよう要請した。

■香港金融管理局、銀行預金準備を半減 新型コロナ対策

香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は3日、銀行の預金準備を半分に引き下げると発表した。これにより銀行の融資能力は2000億香港ドル拡大され、新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受けている中小企業の流動性問題の軽減に役立てたい考え。

■新型コロナ感染の英首相、隔離を継続 発熱症状続く

新型コロナウイルス感染を明らかにした英国のジョンソン首相は3日、感染公表から1週間が過ぎても発熱などの症状があるとして、隔離措置を続ける意向を示した。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア、軍事演習で戦術核兵器の使用練習へ 西側の挑

ワールド

再送イスラエル軍、ラファ空爆 住民に避難要請の数時

ワールド

再送イスラエル軍、ラファ空爆 住民に避難要請の数時

ワールド

欧州首脳、中国に貿易均衡と対ロ影響力行使求める 習
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが...... 今も厳しい差別、雇用許可制20年目の韓国

  • 2

    翼が生えた「天使」のような形に、トゲだらけの体表...奇妙な姿の超希少カスザメを発見、100年ぶり研究再開

  • 3

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 4

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 5

    「真の脅威」は中国の大きすぎる「その野心」

  • 6

    ウクライナがモスクワの空港で「放火」工作を実行す…

  • 7

    メーガン妃を熱心に売り込むヘンリー王子の「マネー…

  • 8

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 9

    こ、この顔は...コートニー・カーダシアンの息子、元…

  • 10

    単独取材:岸田首相、本誌に語ったGDP「4位転落」日…

  • 1

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 4

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 5

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 6

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 7

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 10

    「500万ドルの最新鋭レーダー」を爆破...劇的瞬間を…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

  • 10

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中