最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(25日現在)

2020年4月25日(土)10時18分

イタリア保健当局は、新型コロナウイルス感染症による死者が420人増加し、累計2万5969人に達したと発表した。しかし、1日の死者数は前日の464人から減少し、3月19日以来最少となった。写真は2018年3月、ローマで(2020年 ロイター/Alessandro Bianchi)

■英格付け「AA」で据え置き、見通し「安定的」=S&P

格付け会社S&Pグローバルは24日、英国の信用格付けを「AA」に、格付け見通しを「安定的」にそれぞれ据え置いた。当局の「迅速かつ協調的な対応」により、新型コロナウイルス流行による経済的影響が限定されているとした。

■イタリア格付け据え置き、見通し「ネガティブ」維持=S&P

格付け会社S&Pグローバルは24日、イタリアの格付けを「BBB/A─2」に、格付け見通しを「ネガティブ」にそれぞれ据え置いた。

■EXCLUSIVE-米政府のギリアド新型コロナ薬治験、5月半ばに暫定結果の可能性

米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)が実施しているギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス感染症治験薬「レムデシビル」の暫定試験結果が早ければ5月半ばまでに明らかになる可能性がある。

■米連邦赤字、今年度は3.7兆ドル コロナ対応で過去最悪=議会予算

米議会予算局(CBO)は24日、新型コロナウイルス感染拡大抑制に向け全国的に取られている外出制限などの措置の影響に加え、感染拡大対応への政府支出が増大していることで、今年度の連邦政府の財政赤字は3兆7000億ドルと、過去最悪の水準に膨れ上がるとの試算を示した。

■トランプ氏「郵政公社支援停止も」、アマゾン向けなど値上げ要求

トランプ米大統領は24日、米郵政公社(USPS)がアマゾン・ドット・コムなどの商品配送料を引き上げなければ、連邦政府の支援を停止するとけん制した。

■米、新型コロナ死者5万人突破 ジョージア州は経済一部再開

ロイターの集計によると、米国で24日、新型コロナウイルス感染症による死者が5万人を突破した。死者数は過去10日で倍増し、4月の1日当たり死者は平均約2000人となる。

■NY証取、取引フロア再開を計画 日程は未定

インターコンチネンタル取引所(ICE)傘下のニューヨーク証券取引所(NYSE)が新型コロナウイルスを巡る懸念で閉鎖されている取引フロアを可能な限り早く再開する計画であることが、NYSEおよび関係者の話で24日明らかになった。ただ再開予定日などは明らかになっていない。

■NY州の新型コロナは欧州由来か、トランプ氏対応は後手=知事

米ニューヨーク州のクオモ知事は24日、同州で感染が拡大している新型コロナのウイルス株は中国からでなく欧州由来で、イタリアが発生源である公算が大きいとし、トランプ大統領による入国禁止措置の発動は感染拡大を阻止するには遅すぎたと批判した。

■米大統領の「消毒液注射」発言に医師ら警告、「真似してはダメ」

トランプ米大統領が新型コロナウイルスの治療法に関して、消毒液の注射などを試してみるのはどうかと発言したことについて、医師や専門家らは24日、無責任な発言で絶対に真似をしないよう呼び掛けた。

■WHO、新型コロナ療法開発で世界の協力体制発表 米は参加せず

世界各国の首脳は24日、世界保健機関(WHO)と連携し、新型コロナウイルスの治療薬や検査、ワクチンの開発を加速させる協力体制を構築すると表明した。しかし、米国はWHO主導のイニシアチブに参加しない意向を明らかにした。


【関連記事】
・長崎港のクルーズ船「コスタ・アトランチカ」新たに57人の新型コロナウイルス感染 計148人に
・新型コロナウイルスは日光・高温・多湿で威力弱まる=米政府研究
・NY州民3000人検査で14%に抗体確認 新型コロナウイルス感染270万人か
・新型コロナウイルス感染症で「目が痛む」人が増えている?

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

トムソン・ロイター、第1四半期は予想上回る増収 A

ワールド

韓国、在外公館のテロ警戒レベル引き上げ 北朝鮮が攻

ビジネス

香港GDP、第1四半期は+2.7% 金融引き締め長

ビジネス

豪2位の年金基金、発電用石炭投資を縮小へ ネットゼ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 2

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロシア空軍基地の被害規模

  • 3

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 4

    「500万ドルの最新鋭レーダー」を爆破...劇的瞬間を…

  • 5

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 6

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 7

    「複雑で自由で多様」...日本アニメがこれからも世界…

  • 8

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 9

    中国のコモディティ爆買い続く、 最終兵器「人民元切…

  • 10

    「みっともない!」 中東を訪問したプーチンとドイツ…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 8

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 9

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 10

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 10

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中