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情報セキュリティ

GDPR(EU個人情報保護規則)へ対応取り組み、日本企業は4割強

2018年6月21日(木)11時00分

保護ルール更新は3─4割、ハッカー対策は進まず

GDPRに合わせて、実際に個人情報保護規則を更新したか、項目別に対応を聞いた。

比較的対応が進んでいるのは「個人データ取得の目的を明示して取得に同意を得る」で、対応済みが26%、対応中の8%と今後対応の15%を含めると、全体の49%が対応を完了あるいは進めていることが分かった。

「データ保護の担当部署設置」についても23%が既に対応済み。

「個人データの削除や訂正、アクセス件の要望に応ずる」は、16%が対応済み。今後対応するとしている企業まで含めると、46%が規則を更新する方向だ。

他方で、「データ侵害予防のための暗号化やシステム復元力確保」といった技術的な対応や、「顧客からの要望に応じて無償で個人データを提供する」体制の整備についてすでに実施している企業は全体の6─7%にとどまる。

「規制が厳しすぎる」(化学)といった見方のほか、「実際の運用には時間がかかるだろう」(電機)など、対応の難しさを挙げる企業もあった。

(中川泉 梶本哲史 編集:石田仁志)

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