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中国「10億人の個人情報」流出、共産党は「当局を内々で処罰する」?

2022年7月11日(月)17時15分
デーン・エネリオ
ハッキング

上海国家警察のデータベースがダダ漏れ状態に SMEDEREVAC/ISTOCK

衝撃的な事件が発覚した。

米メディアの報道によれば、最大10億人の中国市民の個人情報を記載したデータベースが、少なくとも昨年4月から誰でもアクセスできる状態で放置されていた。

流出が判明したのは、あるハッキングフォーラムで匿名ユーザーが6月末、23テラバイトに上るデータを10ビットコイン(約2900万円)で販売すると発言したことがきっかけだ。

問題のデータベースは上海国家警察のもので、市民の名前、住所、携帯電話番号や身分証番号、膨大な数の通報記録が含まれているという。

「公的機関の情報流出事件としては過去最大だろう」と、マイクロソフトのオーストラリア地域統括責任者を務めるトロイ・ハントは言う。

中国の人口は約14億人。今回の流出で、国民の7割以上が影響を被っていることになる。

「国民の関心を引かないよう、中国共産党は(公安省と)地元当局を内々で処罰するのではないか」と、ある専門家は指摘している。

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