最新記事

モデル

空港での「恥ずかしい」写真が流出した英人気モデル...「人生を建て直す契機に」

2023年3月12日(日)13時00分
コートニー・ドレイクフォード
カーラ・デルヴィーニュ

カーラ・デルヴィーニュ Featureflash Photo Agency-Shutterstock

<空港での奇行が目撃されるなど心配されていたが、その時の自身の写真や動画を見て事態の深刻さに気付いたという>

英人気モデルのカーラ・デルヴィーニュが雑誌アメリカ版「ヴォーグ」の4月号に掲載されるインタビューの中で、新型コロナウイルスのパンデミック期間中、人生のどん底を経験していたことを告白した。彼女は公の場所での奇行が目撃され、心身の健康状態が心配されていた。

■【写真】空港で目撃されたデルヴィーニュの奇行/イベントでは素肌の上半身を金に塗られた姿に

2022年8月の30歳の誕生日が近づくなか、デルヴィーニュは華々しく20代の幕を閉じようと決めた。「力の限りどんちゃん騒ぎをしよう」と心に決め、スペインのイビサ島で3週間に及ぶ休暇を楽しみ、不思議の国のアリスをテーマにした盛大な誕生日パーティーを開いた。

「30代になれば、色々なことが変わるはずだと思っていた。自分の当時の生活は、ずっと続けられるものではないと分かっていたから」と彼女はヴォーグ誌に語った。

デルヴィーニュは、薬物を使用していた時によく「自分は無敵だ」と感じていたことや、自分の危険な行動が家族や友人を怖がらせていたことを認めた。

薬物の影響下にある状態で何週間もどんちゃん騒ぎを続け、ネバダ州で開かれた野外イベント「バーニングマン」に参加した後、仕事に戻るところだった時にパパラッチに撮影されたのが、あの空港での奇行を捉えた写真だった。

2022年に出回った一連の写真や動画は、デルヴィーニュがロサンゼルスのヴァン・ナイズ空港で靴も履かずに奇妙な行動を取っている様子が映っていた。彼女はこれらの写真や動画で事態の深刻さに気付き、助けを求めようと決心したと明かした。

2022年末にリハビリ施設に入っていた

「私は全然寝ていなかった。大丈夫じゃなかった」と彼女は語った。「自分では楽しんでいたつもりだったのに、どこかで自分が元気そうに見えないことに気づいた」

彼女はさらにこう続けた。「時には現実を把握する必要がある。だからある意味で、これらの写真には感謝している」

友人や家族がサポートに駆けつけてくれたが、デルヴィーニュは当初、それを素直に受け入れられなかったという。

デルヴィーニュは2022年12月にリハビリ施設に入り、それ以降、薬物とアルコールの乱用を克服するための12ステップの治療プログラムを実践している。これに加えて毎日ヨガのセッションに参加し、週に1度のセラピーにも参加するなど、さまざまな方法を取り入れて回復を目指しているということだ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロンドンなどの市長選で労働党勝利、スナク政権に新た

ワールド

バイデン大統領は「ゲシュタポ政権」運営、トランプ氏

ワールド

ロシア、ゼレンスキー大統領を指名手配

ワールド

インドネシアGDP、第1四半期は前年比+5.11%
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    外国人労働者がいないと経済が回らないのだが...... 今も厳しい差別、雇用許可制20年目の韓国

  • 2

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 3

    翼が生えた「天使」のような形に、トゲだらけの体表...奇妙な姿の超希少カスザメを発見、100年ぶり研究再開

  • 4

    こ、この顔は...コートニー・カーダシアンの息子、元…

  • 5

    ウクライナがモスクワの空港で「放火」工作を実行す…

  • 6

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

  • 7

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 8

    単独取材:岸田首相、本誌に語ったGDP「4位転落」日…

  • 9

    マフィアに狙われたオランダ王女が「スペイン極秘留…

  • 10

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 5

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 6

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS…

  • 7

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 8

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 9

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 10

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

  • 10

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中