コラム

共産党国家に捧げるジョーク:変装した習近平に1人の老人が言ったこと...

2019年12月13日(金)11時30分

トラもハエも群れを成して

中国共産党の党員数は、既に9000万人を突破。その数、ドイツの人口(約8300万人)以上というから大驚失色(たいきょうしっしょく)を禁じ得ない。

だがその共産党国家における腐敗や汚職の常態化は、一向に解消されず。習近平政権は「トラ(大物政治家)もハエ(末端官吏)も共に叩く」との反腐敗運動を掲げているが、猛獣も害虫もよほど群れを成しているのであろう、その効果はどうにも心もとない。

国際社会を望見すれば、「アメリカ一強時代」は呆気(あっけ)なく閉幕し、今や「米中二強時代」。早晩、「中国一強時代」の到来も予測される。

共産党独裁を墨守する国家が世界の中心に鎮座するというカタストロフ的脚本は、もはや実現の手前まで来ている。覇権主義に人権蹂躙に言論統制で、唯一無二の阿鼻叫喚(あびきょうかん)。嗚呼、習近平は「世界の主役」にふさわしい人物なのか。

実際の習近平には、変装して街の視察に出るような了見さえなさそうだが。

<2019年12月10日号掲載>

【参考記事】「日本にも政治風刺はある、強かったのは太平洋戦争のとき」早坂隆×パックン
【参考記事】「下ネタは世界共通。男たちは同じオチで、同じ顔で笑う」早坂隆×パックン

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プロフィール

早坂 隆

ノンフィクション作家、ジョーク収集家。著書に『世界の日本人ジョーク集』『新・世界の日本人ジョーク集』(共に中公新書ラクレ)、『指揮官の決断――満州とアッツの将軍 樋口季一郎』『永田鉄山 昭和陸軍「運命の男」』『ペリリュー玉砕――南洋のサムライ・中川州男の戦い』(いずれも文春新書)、『すばらしき国、ニッポン』(文響社)など。最新刊は『昭和史の声』(飛鳥新社)。

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