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カナダ首相トルドー「西側諸国の仲たがい図る中国に結束して対抗を」

2021年12月27日(月)10時52分
カナダのトルドー首相

カナダのトルドー首相はこの日放送されたグローバルテレビのインタビューで、西側諸国は中国が商業的立場を利用して各国を仲たがいさせようとするのに対抗するため、結束する必要があるとの考えを示した。カナダの首都オタワで15日撮影(2021年 ロイター/Blair Gable)

カナダのトルドー首相は25日に放送されたグローバルテレビのインタビューで、西側諸国は中国が商業的立場を利用して各国を仲たがいさせようとするのに対抗するため、結束する必要があるとの考えを示した。

首相は、中国が同国で経済的機会を得ようと競う西側諸国を極めて巧妙に仲たがいさせようと試みてきたとし、各国は結束してこれに対抗する必要があると訴えた。

カナダと中国の関係は、2018年に中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)が米国側の要請に基づいてカナダで拘束され、直後にカナダ人2人が中国当局に拘束されて以来、冷え込んでいる。

米検察当局は今年9月、孟氏と訴追延期合意(DPA)を結び、同氏に対する刑事訴訟を終わらせると発表。孟氏は帰国し、中国で拘束されていたカナダ人2人も帰国した。

トルドー首相は今月8日、中国の人権問題を理由に、来年2月の北京冬季五輪に外交団を派遣しない「外交ボイコット」を表明した。

[ロイター]


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