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米・進むワクチン義務化と分断。7人に1人が「接種か否か」で友情にヒビ?

2021年9月22日(水)16時00分
安部かすみ

ニューヨークの人々の様子を見ても、自分の交友関係や同僚らが接種済みか否かについてだいたい各人が把握しており、接種者は接種者同士で、未接種者は未接種者同士で集まり、それぞれパーティーや会食をする傾向が見られる。

この分断は、普段の会話でも「なぜ(彼/彼女)は打っていないのか?」や「なぜ打った人は打つことを押し付けてくるのか?」などと、相反する価値観が真っ向から対立し、両者の意見が相容れる様子は見られない。まるで、共和党と民主党の対立と同じようだ。

アメリカではこれまで、4人に1人がワクチンを打たない派(ワクチンを打つ予定がない層や反ワクチン派も含む)とされてきた。FDA(食品医薬品局)がファイザー製ワクチンを正式承認した後に実施されたマリストポールの最新調査では、接種しない派の割合はやや減少している。それでも成人の19%が接種を受けるつもりはないと回答している。ワクチンの義務化が今後世界単位で進んでいくことが予想されるが、接種派と接種しない派の双方の分断はますます深まりそうだ。

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