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韓国事情

資源ごみをめぐって混乱が深まる韓国

2018年4月12日(木)17時10分
佐々木和義

中国の輸入禁止措置の影響で世界の市場価格が下がり、品質の良い外国産が韓国に集まるようになったのだ。

最も多い日本からは、前年同期2468トンの約2倍となる4916トンを輸入した。日本の廃プラスチックは接着剤を使わず、ラベルの分離も簡単で、再生業者の収益性が高いという。米国からの輸入も前年1〜2月の69トンから1977トンと29倍に増えており、前年までほとんど取引がなかったオランダと香港からもそれぞれ695トンと489トンを輸入している。

環境部はリサイクル業の代表者から意見を聴取して、対策を整える方針だ。資源ごみの国内使用を活発化させる案を盛り込み、また中長期的な対策を含む資源ごみ関連の総合対策を発表する計画だが、実効性を持つまで時間がかかることが予想される。廃ビニールや発泡スチロールの回収に伴う混乱が長期化する懸念が広まっている。


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