最新記事

動物

盲目のダックスと相棒のピットブル、世間に注目されたドタバタ引っ越し劇は遂にピリオド

2018年6月13日(水)17時10分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

2匹はかたときもお互いの側を離れない親友 SideTV-YouTube

<小さな老犬とたくましい犬の「でこぼこコンビ」が味わった、人間のエゴのしわ寄せ...>

2018年の上半期、話題になった犬のコンビをご存知だろうか。

OJという盲目のダックスフントとその相棒のピットブルのブルードーザー(愛称:ドーザー)。体の大きさがかなり違う「でこぼこコンビ」が注目されたのは、およそ半年前のこと。当時の飼い主が、住む家を失い面倒を見られなくなったため、2匹は家なき子に。突如、新居探しを余儀なくされた。ピープル誌米CBSが伝えた。

盲目のOJの目となるドーザー

飼い主に手放された2匹は、バージニア州のリッチモンド動物愛護センター(RACC)に託された。「でこぼこコンビ」はこのときすでに親友同士で、かたときもお互いの側を離れようとしなかった。

OJ(右)とドーザー(左)


盲目のOJは12歳になる老犬。独り歩きすれば、そこら中に頭から突っ込んでしまう。そんなOJを守るためにドーザーが彼のガイド役を務めていた。「彼らは寝る時も食べる時も、散歩する時も... つまり、いつも一緒」とRACCのディレクターであるクリスティー・チップス・ピータースは言う。

だから、当時の飼い主は、何があっても2匹は一緒にいなければならないと強く願っていた。RACCに託したときには、絶対に引き離さないよう懇願したという。

目の見えない老犬は邪魔。OJだけ捨てられる

RACCは、OJとドーザーをペアで引き取ってくれることを条件に、新たな飼い主の募集を開始。「2匹の姿をフェイスブックに投稿したところ、あまりの可愛さにたくさんの反響がありました」とピータース。事実、彼らの写真を見た人から問い合わせが相次ぎ、条件に合う新しい飼い主に迎えられた。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

アングル:コロナの次は熱波、比で再びオンライン授業

ワールド

アングル:五輪前に取り締まり強化、人であふれかえる

ビジネス

訂正-米金利先物、9月利下げ確率約78%に上昇 雇

ワールド

ゴア元副大統領や女優ミシェル・ヨー氏ら受賞、米大統
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    屋外に集合したロシア兵たちを「狙い撃ち」...HIMARS攻撃「直撃の瞬間」映像をウクライナ側が公開

  • 2

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受ける瞬間の映像...クラスター弾炸裂で「逃げ場なし」の恐怖

  • 3

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国の研究チームが開発した「第3のダイヤモンド合成法」の意義とは?

  • 4

    サプリ常用は要注意、健康的な睡眠を助ける「就寝前…

  • 5

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミ…

  • 6

    「TSMC創業者」モリス・チャンが、IBM工場の買収を視…

  • 7

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 8

    「500万ドルの最新鋭レーダー」を爆破...劇的瞬間を…

  • 9

    ロシア軍の拠点に、ウクライナ軍FPVドローンが突入..…

  • 10

    元ファーストレディの「知っている人」発言...メーガ…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 3

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 6

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 7

    「2枚の衛星画像」が伝える、ドローン攻撃を受けたロ…

  • 8

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 9

    ロシアの大規模ウクライナ空爆にNATO軍戦闘機が一斉…

  • 10

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中