最新記事

映画

邪悪なプーさん、牙の生えたピグレット... 映画『血とはちみつ』について分かっていること

2022年5月27日(金)15時30分
若道いつき
作品中の邪悪なプーさん

不穏な雰囲気を漂わせる作品中のプーさん Jagged Edge Productions

<パブリックドメインになった「くまのプーさん」が早速ホラー映画に......>

ある製作会社が「IMDb(インターネット・ムービー・データベース)」に投稿した映画の宣材画像が話題となっている。

写真から察するに、屋敷に集まった若者たちが殺人鬼に襲われるという古典的な住居侵入ホラーのようだ。しかし、『ブラッド・アンド・ハニー(血とはちみつ)』が他の作品と異なるのは、侵入者たちが「くまのプーさん」のキャラクターであるということ。邪悪な雰囲気をまとったプーさんに牙の生えたピグレット──プーさんをクレイグ・デイヴィッド=ドーセット、ピグレットはクリス・コーデルが演じる。IMDbの作品ページを見る限り、ティガーら他のキャラクターは登場しないようだ。

映画を作ったのは英国のジャギド・エッジ・プロダクションで、言うまでもなくディズニーとは無関係。今年1月、A・A・ミルンの児童小説『くまのプーさん』(1926年発表、挿絵はE・H・シェパード)の著作権が消失してパブリックドメインとなり、二次創作など幅広く利用できるようになった。

しかし、ディズニー版のキャラクターにはまだ著作権が残っている。漫画家・アニメーターのルーク・マクガリー(@lukeymcgarry)がツイッターに投稿した4コマ漫画が現在プーさんの置かれた状況を分かりやすく説明している。

「ディズニーはまだ彼らのバージョンの僕を所有している。でも小さな赤いシャツを着なければ僕は好きなようにできるんだ」

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

シンガポール航空機、乱気流で緊急着陸 乗客1人死亡

ビジネス

イーサ現物ETF上場承認に期待、SECが取引所に申

ワールド

ロシア軍が戦術核使用想定の演習開始、西側諸国をけん

ビジネス

アングル:米証券決済、「T+1」移行でMSCI入れ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:スマホ・アプリ健康術
特集:スマホ・アプリ健康術
2024年5月28日号(5/21発売)

健康長寿のカギはスマホとスマートウォッチにあり。アプリで食事・運動・体調を管理する方法

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    娘が「バイクで連れ去られる」動画を見て、父親は気を失った...家族が語ったハマスによる「拉致」被害

  • 3

    9年前と今で何も変わらない...ゼンデイヤの「卒アル写真」が拡散、高校生ばなれした「美しさ」だと話題に

  • 4

    「目を閉じれば雨の音...」テントにたかる「害虫」の…

  • 5

    服着てる? ブルックス・ネイダーの「ほぼ丸見え」ネ…

  • 6

    ベトナム「植民地解放」70年を鮮やかな民族衣装で祝…

  • 7

    高速鉄道熱に沸くアメリカ、先行する中国を追う──新…

  • 8

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 9

    「韓国は詐欺大国」の事情とは

  • 10

    中国・ロシアのスパイとして法廷に立つ「愛国者」──…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    娘が「バイクで連れ去られる」動画を見て、父親は気…

  • 5

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 6

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 7

    「隣のあの子」が「未来の王妃」へ...キャサリン妃の…

  • 8

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイ…

  • 9

    米誌映画担当、今年一番気に入った映画のシーンは『…

  • 10

    「まるでロイヤルツアー」...メーガン妃とヘンリー王…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 5

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 6

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 7

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中