コラム

創造性神話を打ち砕くベストセラー作家/Cool with...(~でよい)

2015年10月27日(火)16時20分

登場するボキャブラリー

【~block】行き詰まり。由来はwriter's block(作家が突き当たる障壁。一時的に思考力・創作力・学習力・作文力などを失うこと)。ギルバート氏の父は化学エンジニアですが、誰もchemical engineer's blockについては話さないそうです。

【odious】いやらしい。芸術家が苦しむべきという考えはいやらしいと、ギルバート氏は考えています。

【freakish】奇妙な。ギルバート氏は自分の本の成功に対してこの形容詞を用いています。

【entity】独立した存在物。ギルバート氏の説明によると、古代ローマ人が考えていた「ゲニウス」というのは、アーティストの家の壁の中に住んでいた妖精のようなものでした。

【rational humanism】合理的人文主義。善や真理の根拠は、神ではなく理性的な人間の中から来るという考え方。ギルバート氏は、自分が推奨している創造性についての考え方はこれの反対にあるものだと認めています。

【capriciousness】気まぐれ。ギルバート氏によると、創造的プロセスはこういった感じだそうです。

プロフィール

ロッシェル・カップ

Rochelle Kopp 異文化コミュニケ−ション、グローバル人材育成、そして人事管理を専門とする経営コンサルタント。日本の多国籍企業の海外進出や海外企業の日本拠点をサポートするジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社の創立者兼社長。イェ−ル大学歴史学部卒業、シガゴ大学経営大学院修了(MBA)。『シリコンバレーの英語――スタートアップ天国のしくみ』(IBC出版)、『日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?』(クロスメディア・パブリッシング)、『反省しないアメリカ人をあつかう方法34』(アルク)など著書多数。最新刊は『日本企業がシリコンバレーのスピードを身につける方法』(共著、クロスメディア・パブリッシング)。

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