コラム

ワクチン陰謀論の標的にされるビル・ゲイツ氏

2020年06月05日(金)19時09分

パンデミックを克服するためには国境を越えたグローバルな取り組みが不可欠だ。しかし貧富の格差を拡大させるグローバリゼーションへの不満を煽る歪んだナショナリストやポピュリストが勢力を拡大するため反ワクチン派の不安を焚き付けているのだ。

パンデミックで移動の自由は著しく制限されている。そして失業や医療へのアクセス面での格差など、人種間の不平等に焦点が当たり始めている。コロナ後の世界は西と東、北と南、人種と民族がさらに分断されているのかもしれない。

プロフィール

木村正人

在ロンドン国際ジャーナリスト
元産経新聞ロンドン支局長。憲法改正(元慶応大学法科大学院非常勤講師)や国際政治、安全保障、欧州経済に詳しい。産経新聞大阪社会部・神戸支局で16年間、事件記者をした後、政治部・外信部のデスクも経験。2002~03年、米コロンビア大学東アジア研究所客員研究員。著書に『欧州 絶望の現場を歩く―広がるBrexitの衝撃』(ウェッジ)、『EU崩壊』『見えない世界戦争「サイバー戦」最新報告』(いずれも新潮新書)。
masakimu50@gmail.com
twitter.com/masakimu41

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