ユーロ圏総合PMI、4月速報値は51.4に急上昇 サービス好調
4月23日、S&Pグローバルがまとめた4月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.4で、3月の50.3から大幅に上昇、約1年ぶりの高水準となった。独ミュンヘンのレストランで2022年9月撮影(2024年 ロイター/Michaela Rehle)
[ロンドン 23日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた4月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.4で、3月の50.3から大幅に上昇、約1年ぶりの高水準となった。製造業は一段と悪化したが、サービス部門が好調だった。
総合PMIはロイターが集計した予想の50.7を上回り、好不況の分かれ目となる50を2カ月連続で上回った。
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デ・ラ・ルビア氏は「ユーロ圏は第2・四半期、好スタートを切った。総合PMI速報値は拡大域に大きく踏み込んだ。これはサービス部門にけん引されたもので、同部門の活動はさらに勢いを増した」と述べた。
サービス部門PMI速報値は52.9で、3月の51.5から上昇。ロイターがまとめた予想の中央値(51.8)を上回った。
製造業PMIは46.1から45.6に低下し、予想の46.6を下回った。2022年半ば以来50を割り込んでいる。