ソニーとアポロ、米パラマウント共同買収へ協議＝関係筋

　４月１８日、米紙ニューヨーク・タイムズ（ＮＹＴ）は、ソニーグループ が米プライベートエクイティ（ＰＥ）企業アポロ・グローバル・マネジメントと組んで、米メディア大手パラマウント・グローバルの買収を目指す方向で協議していると報じた。２０２３年２月、都内で撮影（２０２４年　ロイター/Issei Kato）

Dawn Chmielewski

[１８日 ロイター] - ソニーグループのソニー・ピクチャーズエンタテインメントと米プライベートエクイティ（ＰＥ）企業アポロ・グローバル・マネジメントが、米メディア大手パラマウント・グローバルの共同買収に向け協議していると、関係筋が明らかにした。

両社はスカイダンス・メディアと独占交渉中のパラマウントとまだ接触していない。一部の投資家はパラマウントに他の選択肢を模索するよう促している。

現在検討している競合買収案はパラマウントの発行済み全株式を現金で取得し、同社を非公開化するものだという。

関係筋によると、ソニーは合弁会社の株式の過半数を保有し、「スター・トレック」や「ミッション：インポッシブル」といった名作映画などを抱えるパラマウントを運営する。

放送局に対する外国人所有制限のため、アポロがＣＢＳなどの支配権を引き継ぐ可能性が高いという。

米紙ニューヨーク・タイムズ（ＮＹＴ）が最初にソニーとアポロの協議を報道。パラマウントとソニーはコメントを控えた。アポロからのコメントは得られなかった。