ニュース速報
ビジネス

モルガンSとHSBC、アジア投資銀行部門で人員削減=関係筋

2024年04月17日(水)17時38分

関係筋によると、米モルガン・スタンレーはアジア太平洋地域の投資銀行部門で少なくとも50人の人員を削減する。ディールが減少していることが理由。写真は2021年8月にニューヨーク証券取引所で撮影した同社ロゴ(2024年 ロイター/Andrew Kell)

[香港 17日 ロイター] - 関係筋によると、米モルガン・スタンレーと英HSBCは今週、アジア太平洋地域の投資銀行部門で人員削減を実施する。ディールの減少や中国・香港市場の低迷が背景。

モルガン・スタンレーはアジア太平洋地域の投資銀行部門で少なくとも50人の人員を削減する。削減数はアジアの投資銀行部門の人員400人の約13%に相当する。香港と中国本土を拠点とするバンカーが最も影響を受ける見通し。

LSEGのデータによると、同社の第1・四半期のアジア太平洋地域の合併・買収(M&A)助言手数料は41.5%減の3040万ドルだった。

関係筋によると、HSBCも16日に投資銀行部門で人員削減を開始。今週、アジア太平洋地域で約30人のディールメーカーが退社する見通しという。

中国本土と香港では昨年後半から投資銀行部門の人員削減が始まっており、業界関係者は今後も人員削減が増えると予想している。

米バンク・オブ・アメリカ(BofA)は今年1月にアジアの投資銀行部門で約20人の人員を削減。UBS、シティグループなども投資銀行部門を縮小している。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日経平均は続伸で寄り付く、米株高の流れ引き継ぐ

ビジネス

為替動向を24時間注視、必要なら「適切に対応」=神

ビジネス

小売業販売額3月は前年比1.2%増、2月からプラス

ビジネス

3月鉱工業生産速報は前月比+3.8%=経済産業省
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる4択クイズ

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 6

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 7

    「瞬時に痛みが走った...」ヨガ中に猛毒ヘビに襲われ…

  • 8

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 9

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 10

    ナワリヌイ暗殺は「プーチンの命令ではなかった」米…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドローンを「空対空ミサイルで撃墜」の瞬間映像が拡散

  • 4

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 9

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ…

  • 10

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 3

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 4

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    「誰かが嘘をついている」――米メディアは大谷翔平の…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中