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前場の日経平均は反発、円安支えに2万2000円回復
2月21日、前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比139円45銭高の2万2064円55銭となり反発した。米国市場ではダウが250ドルを超す下げとなったが、為替が1ドル107円台半ばまでドル高/円安方向に振れ支援材料となった。写真は都内にある証券会社の株価ボード前で2013年12月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)
[東京 21日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比139円45銭高の2万2064円55銭となり反発した。米国市場ではダウが250ドルを超す下げとなったが、為替が1ドル107円台半ばまでドル高/円安方向に振れ支援材料となった。米フィラデルフィア半導体<.SOX>が大幅高となったことを受け、半導体関連株が買われたことも指数上昇に寄与した。節目の2万2000円を超えると利益確定売りの圧力が強くなったものの、国内外の投資家の物色意欲は回復傾向にあり、前引けにかけて上げ幅が拡大した。
TOPIXは0.31%高。東証1部の午前中の売買代金は1兆1146億円だった。セクター別ではガラス・土石が上昇率トップ。電機、機械などが続いた。下落率上位には証券、保険、銀行などの金融セクターが並んだ。市場では「円高一服で安心感が広がった。急落の後遺症もあり売買高は増えないものの、中小型株の底上げが進んでいる。3月末の配当権利取りを狙う国内勢の買いも目立ち始めた」(岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏)との声が出ていた。
東証1部の騰落数は、値上がり1361銘柄に対し、値下がりが612銘柄、変わらずが92銘柄だった。