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日銀人事、来週か再来週にも提示されるだろう=大塚・民進党代表

2018年02月14日(水)17時04分

 2月14日、大塚耕平・民進党代表は、外国特派員協会での会見で、3月と4月に相次いで任期満了を迎える日銀総裁と2人の副総裁の人事案は、来週か再来週にも政府から提示されるとの見通しを示した。写真は都内で2016年9月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 14日 ロイター] - 大塚耕平・民進党代表は14日、外国特派員協会での会見で、3月と4月に相次いで任期満了を迎える日銀総裁と2人の副総裁の人事案は、来週か再来週にも政府から提示されるとの見通しを示した。

大塚氏は、野党が要求している佐川宣寿国税庁長官の国会招致について、国民の関心、怒りが高まらなければ実現することは難しいとし「野党としてできることは、この理不尽さを国会の内外で訴え続けることしかない」と述べた。

この問題が、国会での日銀総裁の同意人事の日程を遅らせる可能性について「直接はリンクしないと思う」としたうえで「日銀人事は、来週か再来週にも政府の案が示されると思う」と述べた。

今後、金融政策の出口戦略を考えた場合、中央銀行の独立性と、選挙で選ばれた政治家の意見のどちらを重要視するか、との質問に対し「両方大切にしなければならない」と述べ「出口戦略について議論する時は、理論的裏付けのある定量的な根拠のある議論に努めるべきだ」と主張した。

黒田東彦日銀総裁が、過去5年間にわたって2%のインフレ実現のため、マネタリーベースを大幅に増やしてきたことに理論的裏付けはなかったと批判し「黒田総裁のチャレンジ精神は評価したいが、ポリシーではなく、アドベンチャーだ」と述べた。

*内容を追加しました。

(宮崎亜巳 編集:田巻一彦)

ロイター
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