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米政府閉鎖、20日も与野党の歩み寄りみられず 21日に協議継続
1月20日、米国でつなぎ予算が失効したが、トランプ大統領の就任2年目を迎えた20日も共和党と民主党の歩み寄りはみられなかった。写真は自由の女神像の閉鎖を知らせる通知。ニューヨークで撮影(2018年 ロイター/Andrew Kelly)
[ワシントン 20日 ロイター] - 米国でつなぎ予算が失効したが、トランプ大統領の就任2年目を迎えた20日も共和党と民主党の歩み寄りはみられなかった。
民主党は移民保護条項をつなぎ予算案へ盛り込むとの要求を堅持、共和党側はつなぎ予算が可決されない限り移民問題を協議しないとの立場を崩さなかった。
連邦政府職員は、つなぎ予算が可決されるまでの一時帰休、あるいは給与なしでの勤務を通知されている。
上下両院は20日、異例の週末開会となったが合意に至らず、21日も開会することを決めたうえで午後7時頃に散会となった。
上院共和党のマコネル院内総務は、民主党側の合意が得られなければ2月8日までのつなぎ予算案を22日の午前1時(日本時間同日午後3時)に採決する方針を示した。
20日に女性の権利拡大を求めるデモが行われた首都ワシントンではスミソニアン博物館などは開館した一方、ニューヨークの自由の女神などは閉鎖となった。
行政管理予算局(OMB)のマルバニー局長は、スイスで開かれる世界経済フォーラムへのトランプ大統領や一部閣僚の出席について、毎日状況に応じて検討すると指摘。
同局長によると、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉協議にも参加、サイバーセキュリティー関連の部局や環境保護局(EPA)などは閉鎖していない。
政府閉鎖が週末に始まったため、今のところ影響はそれほど大きくなっていない。