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トランプ、ドリーマー救済終了を宣言 NAFTA破棄も示唆

2018年4月2日(月)07時50分

 4月1日、トランプ米大統領(写真左)は、ツイッターで、メキシコとの国境付近は一段と危険になっているとして、幼少期に親と米国に不法入国した若者「ドリーマー」の強制送還を猶予し、滞在資格を与える「DACA」プログラムを終了すると宣言した。フロリダ州で撮影(2018年 ロイター/Yuri Gripas)

トランプ米大統領は1日、ツイッターで、メキシコとの国境付近は一段と危険になっているとして、幼少期に親と米国に不法入国した若者「ドリーマー」の強制送還を猶予し、滞在資格を与える「DACA」プログラムを終了すると宣言した。

大統領はイースターを祝うツイートの後、民主党主導の法律によって国境警備隊は適切に職務を行えない状態にあり、移民が次々に流入する中で国境付近の危険度が増していると指摘。「共和党はいまこそ厳格な法律を可決させるための最終手段を講じなければならない。DACAの合意はない」と表明した。

大統領はまた、米国がメキシコ、カナダと再交渉を進めている北米自由貿易協定(NAFTA)の破棄もちらつかせた。

ツイッターで、メキシコは人々が国境を越えて米国に入るのを防ぐのに、ほとんど何の手立ても講じていないと非難した上で、「メキシコは薬物を防ぎ、移民の流れを阻止すべきで、そうしなければ私がメキシコの資金源であるNAFTAを絶つ」と宣言。メキシコとの国境に壁を建設する必要性にもあらためて言及した。



[ワシントン/イステペク(メキシコ) 1日 ロイター]


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