コラム

【パックン予測】カマラ・ハリスは2024年のアメリカ大統領になる!

2020年08月13日(木)17時45分

いや、できる! 2024年の大統領選挙にカマラ・ハリスが当選する!

その結果につながるシナリオ2つがすぐ思い浮かぶ。

まず、バイデン大統領就任後、早い段階でコロナのワクチンができることでパンデミックが収束する。冷え切った経済の反動でちょうど2024年には好景気になる。アメリカは保護貿易策を取りやめ、国際社会のリーダーとして世界の協調を取り戻す。国民は大喜びで、その恩恵を受けるのはバイデン政権。ハリス副大統領が大統領に!

もう一つのシナリオでは、ワクチン開発が失敗し、コロナの感染拡大が続く。世界経済の低迷も長引き、財政崩壊する国も現れる。米国の孤立と米中の貿易戦争がますます深まり、国際情勢がさらに悪化する。ちょうど2024年に国民の堪忍袋の緒が切れ、爆発的な怒りの矛先が向かうのは......2020年に再選したトランプ大統領! そして、選挙で対抗馬のハリスが大統領に!

ということで、バイデン政権の成功、第2次トランプ政権の失敗。どちらになっても結果は一緒。だから、僕は自信を持ち、思い切ってハリスの当選を予測する。

もちろん、「バイデン政権の失敗」、「第2次トランプ政権の成功」という可能性もあるが、それは4年後の大統領選挙後に、このコラムを書き直すときのために取っておこう。

<関連記事:バイデン陣営はこれで「ターボ全開」? 副大統領候補ハリス指名の意味

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プロフィール

パックン(パトリック・ハーラン)

1970年11月14日生まれ。コロラド州出身。ハーバード大学を卒業したあと来日。1997年、吉田眞とパックンマックンを結成。日米コンビならではのネタで人気を博し、その後、情報番組「ジャスト」、「英語でしゃべらナイト」(NHK)で一躍有名に。「世界番付」(日本テレビ)、「未来世紀ジパング」(テレビ東京)などにレギュラー出演。教育、情報番組などに出演中。2012年から東京工業大学非常勤講師に就任し「コミュニケーションと国際関係」を教えている。その講義をまとめた『ツカむ!話術』(角川新書)のほか、著書多数。近著に『パックン式 お金の育て方』(朝日新聞出版)。

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