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タイ内閣改造、財務相に前証取会長 外相は辞任

2024年04月29日(月)18時09分

 タイのセター政権は初の内閣改造を実施し、これまでセター首相が兼任していた財務相にピチャイ・タイ証券取引所前会長を起用した。写真は昨年7月にバンコクで撮影(2024年 ロイター/Athit Perawongmetha)

Orathai Sriring

[バンコク 28日 ロイター] - タイのセター政権は初の内閣改造を実施し、これまでセター首相が兼任していた財務相にピチャイ・タイ証券取引所前会長を起用した。一方、バーンプリー外相は辞表を提出した。

28日に官報が明らかにした閣僚名簿によると、ピチャイ氏は副首相兼財務相となる。バーンプリー氏はこれまで兼任していた副首相の肩書がなく外相となっている。

セター首相は、タイ中央銀行に景気浮揚に向け利下げ圧力をかけ、中銀と対立してきた。

アナリストは、ピチャイ氏の経験と知見で政府と中銀の政策連携が図られると期待している。

一方、バーンプリー氏の辞任で外交トップが空席になる。同氏は、パレスチナ自治区ガザでイスラム組織ハマスによって拘束されたタイ人の解放に尽力した。先月は、反体制派との戦闘が続くミャンマーの和平仲介に乗り出していた。

政府報道官は同氏の辞任が外交業務に影響を与えることはないと述べた。

ロイター
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