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午後3時のドルは155円半ばで底堅い、円弱含みが続く

2024年05月10日(金)15時48分

 4月8日、午後3時のドルは、前週末のニューヨーク市場終盤(151.61/63円)から小幅高の151円後半で推移している。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 10日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅ドル高/円安の155円半ばで取引されている。前日海外で売られたドルに押し目買いが集まる形となり、一時155円後半まで切り返す場面もあった。

ドルは朝方の安値155円前半からじり高となった。特段の手掛かりはなかったが、前日海外でドルが下落したことで「金利差収入を狙ったドル買い/円売りが入りやすい」(大手銀関係者)状況になったという。

前日海外では、米国の新規失業保険申請件数が予想を上回って8カ月ぶり高水準をつけ、利下げ観測が高まってドルが売られた。

米国でこれまで発表された4月の経済指標は相次ぎ予想を下回っており、14日の4月生産者物価指数(PPI)や15日の4月消費者物価指数(CPI)、4月小売売上高などに関心が寄せられている。

一方、ドル/円の底堅さが波及する形でクロス円も堅調だった。豪ドルは102円後半まで切り返し、2日早朝の介入と見られる円急騰前の水準を上抜けた。前日の中銀会合で6月利下げ観測が高まってきた英ポンドも195円前半と底堅い動きが続いており、円の弱さが再び目立ってきた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 155.61/155.64 1.0775/1.0776 167.68/167.72

午前9時現在 155.39/155.40 1.0781/1.0782 167.54/167.55

NY午後5時 155.46/155.48 1.0781/1.0783 167.62/167.64

ロイター
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