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米FAA、ボーイング787の調査開始 検査記録改ざんの可能性

2024年05月07日(火)08時09分

 米連邦航空局(FAA)は5月6日、ボーイングの「787ドリームライナー」について、調査を開始したと発表した。昨年5月、サウスカロライナ州にある同社の組立工場で代表撮影(2024年 ロイター)

David Shepardson Allison Lampert

[ワシントン 6日 ロイター] - 米連邦航空局(FAA)は6日、ボーイングの「787ドリームライナー」について、調査を開始したと発表した。ボーイングは先に、一部の従業員が検査は完了したと不正に報告していたと通知している。

ボーイングが787の主翼と胴体の接合部分の適切な接着と接地を確認するための検査を完了したかどうか、従業員が航空機の記録を改ざんしたかどうかを調査する。

FAAは「同時に、ボーイングはまだ生産システム内にある全ての787型機を再検査しており、就航中の航空機に対処する計画も立てなければならない」とした。

ボーイングにコメントを求めると、同社は787プログラムを率いるスコット・ストッカー氏が、787の組み立てを行っているサウスカロライナ州の従業員に宛てた4月29日付のメールを提供した。

メールの中でストッカー氏は、ある従業員が787の適合試験で不正と思われる行為を見たと説明。報告を受けた後「すぐにこの問題を検討したところ、数人が必要なテストを実施していないにもかかわらず、作業が完了したと記録し、会社の指針に違反していたことが分かった」という。

ロイター
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