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ドル下落、米中の貿易懸念後退で利益確定売り=NY市場
8月17日、終盤のニューヨーク外為市場で、ドルが主要通貨に対して下落。米中の貿易摩擦への懸念が後退する中、安全資産としてのドル需要が低下したほか、利益確定の売りも出た。昨年6月撮影(2018年 ロイター/THOMAS WHITE)
[ニューヨーク 17日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場で、ドルが主要通貨に対して下落。米中の貿易摩擦への懸念が後退する中、安全資産としてのドル需要が低下したほか、利益確定の売りも出た。
主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.56%下げて96.107。過去1カ月近くで最も大きな下落となった。
BKアセット・マネジメントの為替戦略マネジングディレクター、キャシー・リエン氏は、投資家がリスクを回避する中で、この数カ月は積極的なドル買いが続いたとし、「投資家は今夏の最後の2週間に向けてショートカバーとポジションの巻き戻しをしている」と述べた。
米中貿易摩擦の激化を受け、新興国通貨が売られドルが買われたが、来週に予定される次官級通商協議で対立緩和を期待する声もある。
また、ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツの世界商品・市場戦略ディレクター、カール・シャモッタ氏は「トルコ危機がリスク資産に重しになるとの懸念で、今週前半にかけてはかなりリスク回避が見られたが、その動きは幾分戻っているようだ」との見方を示した。
この日はトルコリラ
ユーロ/ドル
安全資産とされる円
カナダドル
メキシコペソ
ドル/円 NY終値 110.49/110.52
始値 110.51
高値 110.65
安値 110.32
ユーロ/ドル NY終値 1.1437/1.1441
始値 1.1386
高値 1.1445
安値 1.1381