最新記事

ウクライナ侵攻

【動画】プーチン「パーキンソン病説」が再浮上

Nurse Speculates Putin Has Symptoms of Parkinson's in Viral Video

2022年3月9日(水)16時22分
サマンサ・ベルリン

核の脅威までちらつかせるプーチン(写真は2月21日、クレムリン)Sputnik/Alexey Nikolsky/Kremlin/REUTERS

<ロシアのウクライナ侵攻には世界中が驚き、プーチン大統領の精神状態を疑う声も多い>

ある看護師が、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にパーキンソン病の症状があるかどうかを推測する動画を投稿し、話題になっている。プーチンは過去にもパーキンソン病を疑われ、辞任の噂が流れたことがある。

ハウス・オブ・ペティー(Haus of Petty)またはマッスルズ・アンド・ナーシング(@musclesandnursing)として知られるこのユーザーは3月6日、プーチンに関する推測をTikTok(ティックトック)に投稿。この動画は200万回再生され、4200のコメントが寄せられた。

「看護師や医療従事者の皆さん、これから1つの動画を紹介しよう。これを見れば、私たちが恐れるべき理由がわかる」と、この看護師は語り掛ける。

2月24日にウクライナへの本格的な侵攻が始まってから、世界の目がプーチンに注がれている。これまでに少なくとも200万人がウクライナを脱出し、1000人以上の民間人が命を落とした。短期間にこれほど大量の難民が出たのは、第2次世界大戦以来だ。核兵器使用の可能性にまで言及してNATOを威嚇するプーチンの精神状態についても様々な憶測が飛び交っている。

看護師の言葉の後、プーチンの動画が表れる。プーチンがある男性に歩み寄り握手をする場面だが、右足を少し引きずり、歩くのに苦労しているように見える。

@musclesandnursing #greenscreenvideo ♬ Sweet Dreams - PuppetMaster

「私は看護師なので診断はできないが、パーキンソン病と脳卒中は見ればわかる」と、投稿者の看護師は語る。「パーキンソン病患者は、そうでない人より認知症を発症しやすい」

判断力に問題が出る場合も

パーキンソン病は、体の動きに影響を及ぼす神経変性疾患で、通常は片側に症状が出る。米メイヨー・クリニックによれば、症状は徐々に進行し、小さな震えが手や指から始まることが多い。

パーキンソン病が進行すると、腕や脚がこわばるほか、まばたきをする、歩く時に腕を振るといった無意識の動作が減少し、動作が遅くなるのが一般的だ。手書きの文字、発話、バランスなどに変化がみられるほか、姿勢も前かがみになる。

この看護師はまた、プーチンの「右脚の使い方」、地面から持ち上げたときにピクッと動く様子から、脳卒中にともなう血管性認知症を患っている疑いもあると述べる。

血管性認知症は、初期に推論力や判断力に問題を起こし、後に記憶力が低下することが知られている。

「認知症の人は、自分の認知症を隠すのがとても上手だ」と、看護師は続ける。だが、やがて認知症が進行すると、症状を隠すことができなくなるという。

「プーチンがやっていることを見ても、精神的に不安定なのはわかる。そして彼は核のボタンを握っている」

このTikTok動画は拡散され、何千人ものユーザーがコメントを寄せた。その多くが、以下の通りプーチンに関する独自の推測を披露している。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ロシア軍、北東部ハリコフで地上攻勢強化 戦線拡大

ビジネス

中国、大きく反発も 米が計画の関税措置に=イエレン

ビジネス

UBS、クレディS買収後の技術統合に遅延あればリス

ワールド

EU、対ウクライナ長期安保確約へ 兵器供与など9項
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 2

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 3

    年金だけに頼ると貧困ライン未満の生活に...進む少子高齢化、死ぬまで働く中国農村の高齢者たち

  • 4

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 5

    ブラッドレー歩兵戦闘車、ロシアT80戦車を撃ち抜く「…

  • 6

    自宅のリフォーム中、床下でショッキングな発見をし…

  • 7

    地下室の排水口の中に、無数の触手を蠢かせる「謎の…

  • 8

    アメリカでなぜか人気急上昇中のメーガン妃...「ネト…

  • 9

    あの伝説も、その語源も...事実疑わしき知識を得意げ…

  • 10

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地ジャンプスーツ」が話題に

  • 4

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 5

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 6

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 7

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 8

    日本の10代は「スマホだけ」しか使いこなせない

  • 9

    ウクライナ防空の切り札「機関銃ドローン」、米追加…

  • 10

    「終わりよければ全てよし」...日本の「締めくくりの…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 6

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 7

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 8

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 9

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 10

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中