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トランプvsアメリカが始まった?──イスラム教徒入国禁止令の合憲性をめぐって

2017年1月30日(月)17時35分
チェルシー・ハスラー

 土曜までには、国内はもちろん世界の指導者が大統領令を批判し、カナダのジャスティン・トルドー首相は、アメリカに入国できなかった難民を受け入れるとさえ申し出た。ホワイトハウスは今も入国禁止の判断は間違っていないと主張する。トランプはツイッターで、「我が国は今すぐ、国境管理と身元調査を強化しなければならない。ヨーロッパや世界で何が起こったか見てみるといい、ひどい有り様だ」

 ニューヨークなど15州と米首都の司法長官は日曜、大統領令は信教の自由を侵害し「憲法違反だ」とする共同声明を発表した。訴訟を検討する州もある。活動家や市民団体は大統領令が撤回されるまで訴訟を続けるだろう。抗議デモは週を通じて、全米で計画されている。

 トランプvsアメリカの幕開け、となるか。

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