最新記事

グルメ

「アジアのベストレストラン50」で日本勢が大躍進!

2018年4月11日(水)12時00分
※madame FIGARO.jpより転載

4ff78c99.jpg

この日、会場に集まったアジア全域のシェフたち、飲食関係者や美食家、メディアにとって、格好のネットワーキングの場になった。

いよいよ始まった授賞式は、新登場が8軒、再登場が2軒あり、全体の順位も昨年から大きく入れ替わった。日本からは過去最多の11軒がランクイン。他国にある日本食レストランや日本人シェフも続々とランクインし、日本の食文化へのリスペクトに満ちた夜になった。

1位はバンコクの「ガガン」が4年連続の受賞。2位東京・神宮前の「傳」、3位東京・神宮前の「フロリレージュ」が、昨年から急上昇してトップ3入りを果たし、会場を大いに沸かせた。


Asia's 50 Best Restaurants 2018: the list in pictures

0a20b0ee.jpg

授賞式で喜びを爆発させるシェフたち。中央が1位「ガガン」のオーナーシェフのガガン・アナンド、その右が2位「傳」の長谷川在佑シェフ。

【参考記事】アメリカ人に人気の味は「だし」 NYミシュラン和食屋の舞台裏

日本勢は部門賞でも活躍。「最上位の新規入賞レストラン賞」を大阪・本町の「ラシーム」(17位)、シェフ同士の投票による「シェフズ・チョイス賞」を東京・南青山の「NARISAWA」(6位)のオーナーシェフ、成澤由浩が、「アジアのサステナブル・レストラン賞」を同じく東京・西麻布の「レフェルヴェソンス」(20位)が受賞するなど、まさにジャパンナイト。この結果を見て、日本を目指す世界の美食家がますます増えそうだ。

他の国別では香港からは7位にフィガロジャポン2月号「24時間、香港中毒。」特集でも紹介した「アンバー」を含めた9軒、タイ9軒、シンガポールが7軒、台湾と韓国が3軒。中国本土やスリランカ、インド、マカオ、インドネシアからも個性あふれるレストランがランクイン。エンターテインメント性が高いレストランが並ぶこのアワードから、次の旅のデスティネーションになりそうな、思い出に残る食体験が約束された一軒を見つけて欲しい。

texte:Miyako Kai, Photos:Asia's 50 Best Restaurants 2018, sponsored by S.Pellegrino & Acqua Panna

※当記事は「mademe FIGARO.jp」からの転載記事です。

Figarojp_logo200.jpg

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ナワリヌイ氏殺害、プーチン氏は命じず 米当局分析=

ビジネス

アングル:最高値のビットコイン、環境負荷論争も白熱

ビジネス

決算に厳しい目、FOMCは無風か=今週の米株式市場

ビジネス

中国工業部門企業利益、1─3月は4.3%増に鈍化 
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    日本マンガ、なぜか北米で爆売れ中...背景に「コロナ」「ゲーム」「へのへのもへじ」

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    AIパイロットvs人間パイロット...F-16戦闘機で行われ…

  • 5

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 6

    ウクライナ軍ブラッドレー歩兵戦闘車の強力な射撃を…

  • 7

    目の前の子の「お尻」に...! 真剣なバレエの練習中…

  • 8

    19世紀イタリア、全世界を巻き込んだ論争『エドガル…

  • 9

    ロシア軍「Mi8ヘリコプター」にウクライナ軍HIMARSが…

  • 10

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 6

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 7

    「すごい胸でごめんなさい」容姿と演技を酷評された…

  • 8

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 9

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 10

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の瞬間映像をウクライナ軍が公開...ドネツク州で激戦続く

  • 3

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 4

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 5

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 6

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 10

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中