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対中関係

韓国のリーダーシップに中国が激オコ...問われる日米韓「3国同盟」の本気度

2023年8月22日(火)11時25分
シャノン・ティエジー(ディプロマット誌編集長)

中国外務省の汪文斌(ワン・ウエンビン)副報道局長は首脳会談直前の記者会見で、「いかなる国も他国の安全保障上の利益を犠牲にし、地域の平和と安定を損なうことによって自国の安全を追求してはならない」とクギを刺した。

今後の重大な問いは、日米韓の協力が日米同盟や韓米同盟の調整の枠を超え、疑似的3国同盟のような取り決めに変質したと、中国がどこで判断するか。

特に中国が強く懸念しているのは、近隣諸国が協調してミサイル防衛態勢を構築し、アメリカへの威嚇となる自国の第2撃能力(先制核攻撃に対する反撃能力)が損なわれる事態だ。その懸念の強さは、THAAD配備後の韓国に対する経済的威圧を見ればよく分かる。

中国はその代償を支払った。韓国の対中感情は急激に悪化し、今も回復していない。だが、アメリカもまた代償を払った。そもそも文が3つのノーを公表した大きな要因は、中国の経済的威圧にさらされた重要な同盟国に対するアメリカの無関心だった。

アメリカが日米韓の3国協調を本気で長続きさせたいのであれば、韓国を報復の脅威から守る準備をしっかりと進める必要がある。

From thediplomat.com

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