最新記事

起業

「天職はブライズメイド」──結婚式から「出会いと人生」を学ぶ、この素敵な仕事について

“I’m a Professional Bridesmaid”

2023年05月19日(金)12時48分
ジェン・グランツ(起業家)

1番目は、本当の友人がいない人だ。そういう人は意外に多い。2番目は、ブライズメイドを頼んだ相手が大失敗だった人。ストレスや不安にさらされていて、味方になって守るプロの力を必要としている。

仕事は1年当たり30~50件引き受けている。多くの場合、最低料金は約2500ドルで、要望によって金額が変わる。

16年には年間50回以上の結婚式をこなしたが、精神的にきつくなり、スタッフを募集し始めた。以来、応募数は計10万件を超えている。

プロのブライズメイドは離職率がとても高い。2~3回務めたら、やりたくなくなる人が大半だ。

華やかなイメージは誤解で、肉体的にも精神的にも疲弊する。結婚式のドタキャン騒ぎもけんかも起きるし、花嫁が飲みすぎて病院に担ぎ込まれることもある。

それでも世界各国の人と出会い、彼らを知るのは大きな喜びだ。愛や人生、文化や友情について素晴らしい教訓を学んだことに感謝している。

この仕事をしていなかったら、あのオーストラリア人カップルやアシュリーのような人たちと知り合えなかった。だからこそ、私はこれからもブライズメイドを続ける。

20240521issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年5月21日号(5月14日発売)は「インドのヒント」特集。[モディ首相独占取材]矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディの言葉にあり

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

SBG、投資先のAI活用で「シナジー効果」も=ビジ

ワールド

米国務副長官、イスラエルの「完全勝利」達成を疑問視

ビジネス

武田薬、認知症治療薬候補でライセンス契約 最大21

ワールド

トランプ氏が不倫口止め料支払いを個人的に指示、元顧
今、あなたにオススメ

RANKING

  • 1

    アメリカでなぜか人気急上昇中のメーガン妃...「ネト…

  • 2

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 4

    精子バンクより、規制のないSNSやアプリでの「精子提…

  • 5

    メーガン妃を熱心に売り込むヘンリー王子の「マネー…

  • 1

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 2

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 3

    【ヨルダン王室】世界がうっとり、ラジワ皇太子妃の…

  • 4

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 5

    「私は妊娠した」ヤリたいだけの男もたくさんいる「…

  • 1

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 2

    「恋人に会いたい」歌姫テイラー・スウィフト...不必…

  • 3

    「レースのパンツ」が重大な感染症を引き起こす原因に

  • 4

    メーガン妃の「限定いちごジャム」を贈られた「問題…

  • 5

    【ヨルダン王室】世界がうっとり、ラジワ皇太子妃の…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:インドのヒント

特集:インドのヒント

2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり