最新記事

ロボット

マクドナルドが「ロボット化」──バーガー運ぶベルトコンベア、最新店舗の様子

Welcome to the First Ever McDonald's Where You're Served by Robots—In Texas

2022年12月23日(金)18時28分
アリス・ギブス
マクドナルド

マクドナルドの次世代型店舗 Photo Courtesy of McDonald's

<マクドナルドがロボットを導入した次世代型店舗をテキサス州にオープン。その特徴とは>

マクドナルドが新たにテストを開始したロボットレストランを巡って、ネット上では賛否両論が渦巻いている。

新店舗はテキサス州フォートワースにオープン。ロボットの導入により自動化されており、メニューの注文から受け取りまで、顧客は人と接触する必要がない。

TikTok・Instagramユーザーのfoodiemunsterがこの新店舗の様子を映した動画を共有すると、多くのネットユーザーが食いつき、再生回数は120万回を突破。動画ではメニューを注文するタッチパネルや、(アプリ経由で事前注文した)オーダーを運ぶベルトコンベアなどを紹介している。

【動画】ロボット導入したマクドナルドの次世代型店舗

マクドナルドによると、新店舗は前述のベルトコンベア「Order Ahead Lane」などの新機能を実装すると説明。顧客体験向上に向けた成長戦略「Accelerating the Arches」に基づく最新の取り組みだという。

この新店舗は従来の店舗と比較して小さい。テイクアウト、デリバリーとドライブスルーでの利用を想定した店舗だからだ。

「店内には、配達スタッフが注文を迅速かつ便利に受け取るためのピックアップルームがあります。また、お客様がテイクアウト注文できるキオスクや、オーダーを受け取るための棚も設置。店の外には、オーダーの受け取り専用の駐車スペースや、配達スタッフのための指定駐車スペースもあります」

この新店舗の展開を巡って、ネット上には賛否両論が挙がっている。

あるネットユーザーは「何百万もの雇用が失われる」、別のユーザーは「もしこれを続けるのであればマクドナルドをボイコットします」とコメント。一方で、「ハンバーガーもサービスもずっと良くなる気がする」、「未来はここにある」と言った肯定的な意見も見られる。

新店舗を運営するキース・バネチェクは以下のように話す。

「この新店舗をダラス・フォートワース複合都市圏で展開できることを大変誇りに思います。最新技術の活用により、新しい革新的な方法でお客様にサービスを提供できるだけでなく、従業員が注文(への対応の)スピードや正確さにより集中できるようになることで、すべての人にとってより楽しい体験となるでしょう」

新店舗で実施したテストから得られた学びは、将来的に世界中の顧客や従業員に利益をもたらす──マクドナルドはこう説明していた。

20240528issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年5月28日号(5月21日発売)は「スマホ・アプリ健康術」特集。健康長寿のカギはスマホとスマートウォッチにあり。アプリで食事・運動・体調を管理する方法

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米ノルウェージャン、利益見通しまた引き上げ クルー

ワールド

豪中銀、5月会合で利上げも検討 インフレリスク上昇

ワールド

豪NZがニューカレドニアに輸送機派遣、自国民退避へ

ビジネス

サウジ国営航空がエアバス機大量発注、ボーイングに陰
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:スマホ・アプリ健康術
特集:スマホ・アプリ健康術
2024年5月28日号(5/21発売)

健康長寿のカギはスマホとスマートウォッチにあり。アプリで食事・運動・体調を管理する方法

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    娘が「バイクで連れ去られる」動画を見て、父親は気を失った...家族が語ったハマスによる「拉致」被害

  • 3

    「隣のあの子」が「未来の王妃」へ...キャサリン妃の「ロイヤル大変貌」が話題に

  • 4

    米誌映画担当、今年一番気に入った映画のシーンは『…

  • 5

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 6

    中国の文化人・エリート層が「自由と文化」を求め日…

  • 7

    ベトナム「植民地解放」70年を鮮やかな民族衣装で祝…

  • 8

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイ…

  • 9

    服着てる? ブルックス・ネイダーの「ほぼ丸見え」ネ…

  • 10

    「親ロシア派」フィツォ首相の銃撃犯は「親ロシア派…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 5

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 6

    「隣のあの子」が「未来の王妃」へ...キャサリン妃の…

  • 7

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 8

    娘が「バイクで連れ去られる」動画を見て、父親は気…

  • 9

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 10

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイ…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 3

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 4

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 5

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 6

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 7

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 8

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 9

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中