最新記事

インタビュー

「万病の根源って『仕事』じゃないですか...」 のんびり屋として生きてきた彼女の心の充電法

2020年8月12日(水)16時20分
채널예스 ch.yes24.com 翻訳:生田美保

――実際にうつと無気力で心理カウンセリングと治療を受けたそうですね。プロローグにポッドキャストを聞いたり、本を読んで癒されたとありましたが、無気力とうつで苦しんでいる人たちにおすすめしたいコンテンツはありますか。

まずは、YouTubeで手軽に見られる「セバシ成長問答」シリーズ(※)がおすすめです。特に「ユン・デヒョン先生」編が好きです。私は対人関係と自己管理についてライフコーチングを受けたこともあるんですが、すごく助けられた先生のYouTubeチャンネル「みんなのコーチング」もおすすめします。

無気力がひどい時に役に立った本は『問題は無気力だ』(パク・キョンスク著、未邦訳)という本です。無気力について長い間研究を重ねて書かれた本なので、実質的に役立つ解決策がたくさん載っています。

ポッドキャスト「生きられるようにはしてあげます」は、より内密な心の動きを理解するのにとても役に立ちました。ポッドキャストがお好きな方は、NAVERオーディオクリップの「精神科医が皆さんの悩みをお聞きします」をぜひ聞いてみてください。

(※編集部注:会社生活、恋愛、財テクなど人生全般にわたり各界の専門家がメンターとなって視聴者の人生相談に答える5~10分程度の番組。セバシは韓国語で「世の中を変える時間」という意味の略語。上記コンテンツはいずれも韓国語でのみ提供)

無気力が実際に生活に影響したり、うつ病になる前の境界線上にいる方、日常生活に支障をきたすほどのうつに悩んでいる方だと、軽い心理エッセイ程度では現実的な変化を期待するのは難しいです。私自身も軽いエッセイより、心理学の人文書や自己啓発書をよく読みます。

自分の口で言うのはちょっと恥ずかしいですが、先ほどおすすめしたコンテンツの中から重要な内容だけを編集したのが『怠けてるのではなく、充電中です。』です。気軽に読めて、かつ、心理専門コンテンツを通して得た気づきをうまく伝えられる本を作ろうと工夫しました。

それから、無気力症がひどい方は、本やポッドキャストなどのコンテンツに触れるのと並行して、できれば実際に専門家の力を借りることをおすすめします。一人で乗り越えようとすると大変ですが、専門家の助けがあればずっと簡単になるので。

dancingsnail-invu20200812-2.jpg

【関連記事】自分に自信がないのは克服できる、自分ひとりで(認知行動療法の手引き)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエル、ラファの軍事作戦拡大の意向 国防相が米

ワールド

焦点:米支援遅れに乗じロシアが大攻勢、ウクライナに

ワールド

南ア憲法裁、ズマ前大統領に今月の総選挙への出馬認め

ワールド

台湾新総統が就任、威嚇中止要求 中国「危険なシグナ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    「隣のあの子」が「未来の王妃」へ...キャサリン妃の「ロイヤル大変貌」が話題に

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    米誌映画担当、今年一番気に入った映画のシーンは『悪は存在しない』のあの20分間

  • 4

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイ…

  • 5

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 6

    「裸に安全ピンだけ」の衝撃...マイリー・サイラスの…

  • 7

    「まるでロイヤルツアー」...メーガン妃とヘンリー王…

  • 8

    中国の文化人・エリート層が「自由と文化」を求め日…

  • 9

    「すごく恥ずかしい...」オリヴィア・ロドリゴ、ライ…

  • 10

    日本とはどこが違う? 韓国ドラマのオリジナルサウン…

  • 1

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 2

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 3

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 4

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 5

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 6

    「EVは自動車保険入れません」...中国EVいよいよヤバ…

  • 7

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 8

    「隣のあの子」が「未来の王妃」へ...キャサリン妃の…

  • 9

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 10

    SNSで動画が大ヒットした「雨の中でバレエを踊るナイ…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中