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米コーチ親会社、通期売上高予想を下方修正 米・中で需要低迷

2024年05月10日(金)08時54分

5月9日、 ハンドバッグのブランド「コーチ」などを手掛ける米タペストリーは、年間売上高予測を下方修正した。写真は2015年1月、カリフォルニア州パサデナのコーチ店舗で撮影(2024年 ロイター/Mario Anzuoni)

Savyata Mishra

[9日 ロイター] - ハンドバッグのブランド「コーチ」などを手掛ける米タペストリーは9日、年間売上高予測を下方修正した。第3・四半期の売上高は市場予想に届かず、株価は一時2%下落した。

北米では物価上昇で裁量的支出が減少、中国ではパンデミック後の回復が軟調となっており、需要が低迷している。

2024年度の売上高は66億ドル超と予想している。従来予想(約67億ドル)から引き下げた。

第3・四半期の純売上高は14億8000万ドルだった。市場予想は15億ドルだった。調整後の1株当たり利益は0.82ドルで、予想の0.67ドルを上回った。

ジョアン・クレヴォワセラット最高経営責任者(CEO)は「北米の消費マインドは低く、インフレが続いていることが影響している」と述べた。

2023年度に売上高の61%を占めていた北米は、第3・四半期の売上高が3%減少した。中華圏の売上高は2%減だった。

第4・四半期の1株当たり利益は0.85ドルを見込んでいる。市場予想は1.01ドル。

ロイター
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