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仏ソジェン、第1四半期は減益も予想上回る 投資銀行部門が好調

2024年05月03日(金)15時04分

 フランスの銀行大手ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)が3日発表した第1・四半期決算は、純利益が前年同期比22%減少したものの、市場予想ほど落ち込まなかった。パリ近郊で2023年9月撮影(2024年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

Mathieu Rosemain

[パリ 3日 ロイター] - フランスの銀行大手ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)が3日発表した第1・四半期決算は、純利益が前年同期比22%減少したものの、市場予想ほど落ち込まなかった。

株式デリバティブ(金融派生商品)の販売利益がリテール部門や債券トレーディング部門の不振を補った。

連結純利益は6億8000万ユーロ(7億2930万ドル)。同行がまとめたアナリスト15人の予想平均は4億6300万ユーロだった。

連結収入は0.4%減の66億5000万ユーロ。こちらもアナリストの予想平均(64億6000万ユーロ)を上回った。

投資銀行部門の利益は26.4%増の6億9000万ユーロで、予想を上回った。ただ収入は26億2000万ユーロと5.1%減少した。

歴史的に強みを持つ株式デリバティブの販売や、コーポレートファイナンスサービス、助言業務が好調だった。

一方、債券・為替トレーディング収入は17%減少した。

ソジェンは低金利対策のヘッジが裏目に出たことによる影響が続いているとし、第1・四半期に3億ユーロのヘッジコストを計上。2023年には16億ユーロを計上していた。

ロイター
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