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ドイツ銀の株価急落、ポストバンク買収巡る訴訟で引当金

2024年04月30日(火)11時50分

 4月29日、ドイツ銀行は、金融危機時に実施した傘下ポストバンクの買収を巡る訴訟に関連し、第2・四半期に13億ユーロ(13億9000万ドル)の引当金を計上する可能性が高いと発表した。写真はドイツ銀行のロゴ。ベルギーのブリュッセルで2022年12月撮影(2024 ロイター/Yves Herman)

Tom Sims

[フランクフルト 29日 ロイター] - ドイツ銀行は28日、金融危機時に実施した傘下ポストバンクの買収を巡る訴訟に関連し、第2・四半期に13億ユーロ(13億9000万ドル)の引当金を計上する可能性が高いと発表した。週明け29日の市場では、これを嫌気して同行の株価が8.6%下落した。

2008年から開始したポストバンクの買収を巡っては、支払い額が少な過ぎたとしてドイツ銀を訴える裁判が長年続いている。

同行は26日、過少支払いの主張には「強く反対し続ける」としながらも、前日の審理における口頭弁論を踏まえ、引当金を計上すると突如発表していた。続く28日夜の発表では、和解の可能性に向けて選択肢を精査する方針を示すとともに、年内に2度目の自社株買いを実施するかどうかを発表するのは時期尚早だとした。

アナリストは、2度目の自社株買いは「水泡に帰すだろう」との見方を示している。

JPモルガンとRBCのアナリストチームはドイツ銀の目標株価を引き下げた。

ロイター
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