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米国株式市場=S&Pとナスダック下落、ネットフリックス大幅安

2024年04月20日(土)06時21分

米国株式市場はナスダック総合とS&P総合500種が下落して取引を終えた。2021年7月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米国株式市場はナスダック総合とS&P総合500種が下落して取引を終えた。ネットフリックスの株安が重しとなった。一方、アメリカン・エキスプレス(アメックス)の株価が堅調に推移し、ダウ工業株30種平均はプラス圏を維持した。

ネットフリックスは9.0%安となり、S&P500とナスダックを押し下げた。18日に発表した第1・四半期決算(1─3月)は新規会員数が2四半期連続で市場予想を上回ったが、第2・四半期の売上高見通しが市場予想を下回った。

一方、アメックスは6.2%高。第1・四半期決算は利益が予想を上回った。

ホライゾン・インベストメンツのリサーチ&クオンツ戦略責任者、マイク・ディクソン氏は「利下げ期待が市場から退出し続けている。データを見る限り、利下げすべきというものが何もないからだ」と述べた。

週間ではS&P500が3.05%安、ナスダックが5.52%安となった一方、ダウは0.01%上昇した。S&P500は2023年3月以降、ナスダックは22年10月以降で最大の下げとなった。

S&P500とナスダックは6営業日続落と、2022年10月以降で最長を記録した。

半導体関連株も下落。フィラデルフィア半導体指数(SOX)は4.12%下げた。週間では9.23%安と、過去2年間で最大の下げとなった。

個別銘柄では、米メディア大手パラマウント・グローバルが13.4%高。ソニーグループのソニー・ピクチャーズエンタテインメントと米プライベートエクイティ(PE)企業アポロ・グローバル・マネジメントが同社の共同買収に向け協議しているとのロイター報道を受けた。

ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.8対1の比率で上回った。ナスダックでも1.08対1で値上がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は114億8000万株。直近20営業日の平均は109億9000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 37986.40 +211.02 +0.56 37801.98 38102.57 37781.61

前営業日終値 37775.38

ナスダック総合 15282.01 -319.49 -2.05 15547.10 15576.70 15222.78

前営業日終値 15601.50

S&P総合500種 4967.23 -43.89 -0.88 5005.44 5019.02 4953.56

前営業日終値 5011.12

ダウ輸送株20種 15083.72 +136.79 +0.92

ダウ公共株15種 875.61 +15.31 +1.78

フィラデルフィア半導体 4306.87 -184.84 -4.12

VIX指数 18.71 +0.71 +3.94

S&P一般消費財 1382.14 -16.67 -1.19

S&P素材 560.03 -0.62 -0.11

S&P工業 1019.51 -1.94 -0.19

S&P主要消費財 794.27 +7.47 +0.95

S&P金融 671.82 +8.93 +1.35

S&P不動産 224.97 +0.90 +0.40

S&Pエネルギー 725.99 +8.04 +1.12

S&Pヘルスケア 1618.78 +5.13 +0.32

S&P通信サービス 280.48 -5.82 -2.03

S&P情報技術 3500.44 -111.23 -3.08

S&P公益事業 332.18 +4.81 +1.47

NYSE出来高 11.35億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 37135 + 35 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 37100 0 大阪比

ロイター
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