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鬼才デヴィッド・ボウイの本棚、覗いてみませんか?

Bowie’s Bookshelf

2019年11月27日(水)18時00分
ニューズウィーク日本版編集部

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ボウイは音楽界でも類を見ない読書家だった(1977年、ロンドンのホテルで) MIKE MALONEYーMIRRORPIX/GETTY IMAGES

読書家デヴィッド・ボウイが最も影響を受けた100冊

ボウイが生前に発表したリストには古典から小説、歴史、社会科学、コミックまで、さまざまな本が並ぶ(以下、年代順)。

『イリアス』ホメロス(紀元前8世紀)
『神曲』ダンテ(1307?~1321年)
『ザノーニ』エドワード・ブルワリットン(1842年)
『高等魔術の教理と祭儀』エリファス・レビ(1854年)
『ボバリー夫人』ギュスターブ・フローベール(1856年)
『マルドロールの歌』ロートレアモン伯爵(1868年)
『死の谷――マクティーグ』フランク・ノリス(1899年)
『Blast(ブラスト)』雑誌、ウィンダム・ルイス編集(1914~15年)『荒地』T・S・エリオット(1922年)
『グレート・ギャツビー』F・スコット・フィッツジェラルド(1925年)
『チャタレイ夫人の恋人』D・H・ローレンス(1928年)
『白い黒人』ネラ・ラーセン(1929年)
『べルリン アレクサンダー広場』アルフレート・デーブリーン(1929年)
『北緯四十二度線』ジョン・ドス・パソス(1930年)
『死の床に横たわりて』ウィリアム・フォークナー(1930年)
『橋』ハート・クレイン(1930年)
『卑しい肉体』イブリン・ウォー(1930年)
『Infants of the Spring(春の子たち)』ウォレス・サーマン(1932年)
『イングランド紀行』J・B・プリーストリー(1934年)
『ノリス氏の処世術』クリストファー・イシャウッド(1935年)
『ビーノ』コミック誌(1938年~)
『いなごの日』ナサニエル・ウエスト(1939年)
『真昼の暗黒』アーサー・ケストラー(1940年)
『鯨の腹の中で――オーウェル評論集』ジョージ・オーウェル(1940年)
『異邦人』アルべール・カミュ(1942年)
『ブラック・ボーイ――ある幼少期の記録』リチャード・ライト(1945年)
『街路』アン・ぺトリー(1946年)
『一九八四年』ジョージ・オーウェル(1949年)
『ロリータ』ウラジーミル・ナボコフ(1955年)
『A Grave for a Dolphin(いるかの墓)』アルべルト・ディピラーニョ(1956年)
『アウトサイダー』コリン・ウィルソン(1956年)
『かくれた説得者』バンス・パッカード(1957年)
『オン・ザ・ロード』ジャック・ケルアック(1957年)
『年上の女』ジョン・ブレイン(1957年)
『山猫』トマージ・ディ・ランペドゥーサ (1958年)
『Writers at Work: The Paris Review Interviews, vol. 1(パリ・レビュー・インタビュー)』マルカム・カウリー編(1958年)
『Billy Liar(うそつきビリー)』キース・ウォーターハウス(1959年)
『北京物語』デービッド・キッド(1960年)
『ひき裂かれた自己』R・D・レイン(1960年)
『心眼を得る』ダグラス・E・ハーディング(1961年)
『ミス・ブロウディの青春』ミュリエル・スパーク(1961年)
『プライベート・アイ』英風刺雑誌(1961年~)
『サイレンス』ジョン・ケージ(1961年)
『世にも不思議な物語』フランク・エドワーズ(1961年)
『時計じかけのオレンジ』アンソニー・バージェス(1962年)
『The American Way of Death(アメリカ式死に方)』ジェシカ・ミットフォード (1963年)
『夜の都会』ジョン・レチー(1963年)
『次は火だ:ボールドウィン評論集』ジェームズ・ボールドウィン(1963年)
『Puckoon(パクーン村)』スパイク・ミリガン(1963年)
『午後の曳航』三島由紀夫(1963年)
『ハーツォグ』ソール・べロー(1964年)

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