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ドイツの街角から

シュピッツナーゲル典子|ドイツ

晩婚化が進むドイツの結婚事情  50歳以上の初婚も増加中!

離婚の減少と結婚年数

平均離婚年齢も上昇し、女性で44.7歳、男性で47.8歳と過去最高となった(2022年)。過去20年以内に、女性は5.8歳(2002年:38.9歳)、男性は6.2歳(2002年:41.6歳)上昇している。

同時に、離婚までの平均婚姻期間は2022年には15.1年(2002年・12.9年)だった。13万7400組の夫婦が離婚したが、離婚件数は2012年以来ほぼ連続して減少している。

婚姻統計収集は1996年から

本籍地が共同である夫婦のみを集計。共同世帯を持たないパートナーシップは考慮されていない。世帯とともに居住形態が定義されたのは1996年であるため、これ以上さかのぼって数字を比較することはできないという。

いずれにせよ、晩婚化の進むドイツでは(日本と同じように?)、男女ともまずはキャリアを積み、経済的に自立し、自由に行動したい人が増えているようだ。

女性の立場からすると生活を謳歌していく中で、もちろん事情は様々だろうが、結婚を機に退職してメリットそしてデメリットは?と悩み、結論を出すまで時間もかかるのかもしれない。

 

Profile

著者プロフィール
シュピッツナーゲル典子

ドイツ在住。国際ジャーナリスト協会会員。執筆テーマはビジネス、社会問題、医療、書籍業界、観光など。市場調査やコーディネートガイドとしても活動中。欧州住まいは人生の半分以上になった。夫の海外派遣で4年間家族と滞在したチェコ・プラハでは、コンサートとオベラに明け暮れた。長年ドイツ社会にどっぷり浸かっているためか、ドイツ人の視点で日本を観察しがち。一市民としての目線で見える日常をお伝えします。

Twitter: @spnoriko

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