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さらばビクトリアズ・シークレットのエンジェルたち、必要なのはXXXXXLサイズだ

The Problem With Victoria’s Secret

2021年07月09日(金)12時21分
シャノン・パラス

ビクトリアズ・シークレットの顔だったスレンダーなエンジェルたち DIMITRIOS KAMBOURISーGETTY IMAGESーSLATE

<人気の下着ブランドが多様性重視に転換したが、アメリカ女性のリアルな体形とずれたサイズ展開という本当の問題は残る>

若い頃の私は、下着(具体的にはショーツ)をいつもランジェリーチェーンのビクトリアズ・シークレットで買っていた。高校生だった私にとって、ショッピングモール(運転免許を持っていなくてもバスで行けるところ)にある、ちょっぴり大人気分を味わえる店の1つだった。

レースたっぷりのピンクのランジェリーのディスプレイを眺めるのは楽しかったが、買うのはいつもベーシックなデザインのものだった。5枚セットで25ドル程度と、当時の私でも手が届く価格だったし。

一方で買うに買えないものもあった。ブラジャーだ。ビクトリアズ・シークレットのブラジャーはおしなべて私の胸には小さ過ぎた。たとえサイズが合う製品があったとしても、パッド入りで胸を持ち上げるタイプのものばかり。私のニーズには合わなかったし、着け心地にも難があった。

私に言わせてもらえば、これがまさにビクトリアズ・シークレットの抱える問題だった。広告では胸にスポットライトを当てているくせに、肝心の商品が充実していない(ちなみに同ブランドの業績はここ数年、ぱっとしない)。

そんなビクトリアズ・シークレットが、「エンジェル」と呼ばれるセクシーでほっそりしたスターモデルたちの起用をやめると発表した。

新たに起用された広告塔は...

店頭で目にするエンジェルたちの姿は「ほら見て、私たちの胸にはぴったりよ」と言わんばかりで、私にとっては「ここに自分に合うブラはない」という苦い気持ちにさらに追い打ちをかけるものだった。

新たに広告塔として起用されたのが、女子サッカーのスター選手ミーガン・ラピノーやプラスサイズモデルのパロマ・エルセッサー、インド出身の人気女優プリヤンカー・チョープラー・ジョナスといった人々だ。

こうした顔触れがビクトリアズ・シークレットのようなショッピングモールの常連ブランドの広告に起用されることで、一部の女性たち、特にティーンの女の子たちが、自分の体に引け目を感じずに済むようになるのなら、それは素晴らしいことだ。だが肝心なのはやはり、自分の体に合った商品を買えるかどうかだろう。

ビクトリアズ・シークレットのサイズ展開はこれまで、DDD(日本サイズではF~Gカップ相当)までだったが、D(同D~Eカップ相当)を超えるサイズの商品は在庫切れが多かった。業界団体のデータでは、アメリカ女性の平均サイズは34DD(同75Fくらい)だというのに、だ。

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