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フランス女性カップルの体外受精が可能になり喜びの声「長い間待ち望んだ」、仏
レズビアン同士で子供を持てる道がようやく開けた CHARLES PLATIAUーREUTERS
<保守派やキリスト教的価値観を重んじる人々の反対にあっていた体外受精などを可能にする法案がついに可決>
独身女性やレズビアン同士のカップルも人工授精や体外受精といった生殖補助医療を無償で受けられる──6月29日、フランスの国民議会でそんな法案が可決され、年内にも施行される見通しとなった。
フランスでは2013年に同性婚が合法化されたが、その後も生殖補助医療の適用は異性カップルに限定されてきた。LGBT支援団体などが対象の拡大を求めてロビー活動を続けてきたが、カトリック信者の反対運動や、保守派が多数を占める上院の抵抗が続いて難航。2年がかりの審議の末にようやく、43歳未満の全ての女性が無償で治療を受けられることが決まった。
フランス最大のLGBT団体であるインターLGBTのマチュー・ガティポンは「長い間待ち望んだ前進だ」と歓迎した。だが一方で、女性同士のカップルや独身女性は何年もの間、妊娠を先送りするか他国で高額の治療を受けるしかなかったとして、遅々として進まなかった議論に不満をにじませてもいる。
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