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自動運転テスラ、自動運転ソフトのベータ版わずか1日で撤回 誤った衝突警報などオーナーが指摘
米電気自動車(EV)大手テスラは、リリースしたばかりの自動運転ソフト「完全自動運転(FSD)」のベータ版の最新バージョンを1日足らずで撤回した。写真はロンドンで5月撮影(2021年 ロイター/Matthew Childs)
米電気自動車(EV)大手テスラは24日、リリースしたばかりの自動運転ソフト「完全自動運転(FSD)」のベータ版の最新バージョンを1日足らずで撤回した。
誤った衝突警報が出るなど、ユーザーから苦情があったためという。
同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はツイッターに「バージョン10.3に問題があったため、一時的にバージョン10.2に戻す」と投稿。「ベータ版では、こうしたことが想定の範囲内であることを了承して頂きたい」と述べた。
テスラのコメントは取れていない。
同社は22日、テスラ車の一部の所有者に対し、ベータ版の新バージョンをリリースすると発表。翌23日、マスク氏はリリースが恐らく1日遅れると述べていた。
ベータ版の利用者が投稿した動画によると、ベータ版の最新バージョン10.3を搭載したテスラ車では、差し迫った危険がないのに「前方衝突警報」が繰り返し出される。別のユーザーは、理由もなく自動的にブレーキが掛かるとソーシャルメディアに投稿した。
米道路交通安全局(NHTSA)は8月、緊急車両を巻き込んだ事故など一連の衝突事故を受け、テスラの運転支援機能「オートパイロット」の正式な調査を始めたと発表した。
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