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NZ首相が今週訪米、国境再開にらみ輸出・観光増進目指す

2022年05月23日(月)09時38分

5月23日、 ニュージーランドのアーダーン首相(写真)が今週訪米する。約2年を超えた国境規制の全面解除をにらみ、輸出と観光客の誘致拡大を目指す。オークランドで2020年9月代表撮影(2022年 ロイター)

[23日 ロイター] - ニュージーランドのアーダーン首相が今週訪米する。約2年を超えた国境規制の全面解除をにらみ、輸出と観光客の誘致拡大を目指す。今月に入って同首相は、7月末から国境を全面再開すると表明した。

韓国と日本を訪問しているバイデン米大統領は24日に帰国するが、同首相と公式に会談する予定はないという。

公式統計によると、2021年の対米貿易額は約185億ニュージーランドドル(120億米ドル)。過去15年間にわたり、年間平均5%伸びている。

米国はニュージーランドにとって3番目に大きな観光市場で、コロナ禍前は外国人観光客の10%を占めていた。

同首相は声明で「米国との関係はわが国にとって最も継続的かつ重要な案件の1つ。今回の訪米は、観光・貿易促進とともに、政治・安全保障面のかかわりにも焦点を合わせている」とした。

また、「旅行者はニュージーランドの夏より何カ月も前から渡航を計画するので、米国民に対してニュージーランドがビジネスにも旅行にも開放されたことを知らせるのに、今は適した時期」と説明した。

23日に出発し、ニューヨークでグテレス国連事務総長と会談するほか、ワシントンDCで有力な上院議員らと面会、ボストンのハーバード大学で卒業式に出席してスピーチする。

ロイター
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