ニュース速報

ワールド

中国、北部都市でコロナ感染が再拡大 規制を強化

2021年11月29日(月)13時47分

 11月29日、中国では北部にある2都市で新型コロナウイルスの感染が再拡大し、公共交通機関の運行停止や移動制限措置の強化などを余儀なくされている。写真は上海で24日撮影(2021年 ロイター/Aly Song)

[北京 29日 ロイター] - 中国では北部にある2都市で新型コロナウイルスの感染が再拡大し、公共交通機関の運行停止や移動制限措置の強化などを余儀なくされている。

当局のデータによると28日に確認された新規感染者は21人で、11月中旬以来の高水準となった。大半が内モンゴル自治区で確認された。

中国では10月中旬に北部の複数都市でデルタ株の感染が広がったが、今月に入り事態は収束し、規制が段階的に緩和されていた。しかし、感染が再び広がり、地方都市での再発防止がより困難になっているようだ。

新規感染者の数は海外と比べると少数で、中国当局は国内感染者をゼロにすることは目指していないとしている。

北部内モンゴル自治区にある満州里では20人の感染が報告されたた。地元当局は週末、住民の市外への外出を禁止し、公共交通機関や病院の一部サービスを停止した。

市場や娯楽施設も閉鎖し、レストランでの食事、学校での対面式授業、宗教的集まりも禁止し、市全体でウイルス検査を始めた。

黒竜江省北東部にある根河市では28日に1人の感染が確認された。ただ、無症状のため公式数には含まれていない。

根河市でも住民の移動を規制。日常生活に欠かせない業務以外は休業とし、公共交通機関や民間病院や診療所のサービスを一部縮小している。

28日時点で中国本土で確認された感染者の合計は9万8672人、死者は4636人となっている。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アジア、昨年は気候関連災害で世界で最も大きな被害=

ワールド

インド4月総合PMI速報値は62.2、14年ぶり高

ビジネス

3月のスーパー販売額は前年比9.3%増=日本チェー

ビジネス

仏ルノー、第1四半期売上高は1.8%増 金融事業好
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 2

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の「爆弾発言」が怖すぎる

  • 3

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバイを襲った大洪水の爪痕

  • 4

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 8

    冥王星の地表にある「巨大なハート」...科学者を悩ま…

  • 9

    「なんという爆発...」ウクライナの大規模ドローン攻…

  • 10

    ネット時代の子供の間で広がっている「ポップコーン…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 7

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 10

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中