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ドイツ、秋までにデルタ株が主流に=研究所
6月18日、ドイツのロベルト・コッホ研究所(RKI)のヴィーラー所長は、国内の新型コロナウイルス流行について、遅くとも秋までには感染力の強いデルタ株が主流になると予想、屋内でマスクの着用を継続し、ワクチンを接種するよう呼び掛けた。写真は昨年12月、ロックダウンに入る前のケルン。(2021年 ロイター/Thilo Schmuelgen)
[ベルリン 18日 ロイター] - ドイツのロベルト・コッホ研究所(RKI)のヴィーラー所長は18日、国内の新型コロナウイルス流行について、遅くとも秋までには感染力の強いデルタ株が主流になると予想、屋内でマスクの着用を継続し、ワクチンを接種するよう呼び掛けた。
デルタ株はインドで最初に確認された変異株。
同所長は「デルタ株は感染全体の約6%を占めているが、比率が増えている」とし「問題は、デルタ株が主流になるかどうかではなく、いつ主流になるかだ。遅くとも秋には主流になっているだろう」と述べた。
ドイツの16州は、昨年11月以降に導入した制限措置を緩和し始めている。
人口10万人当たりの7日間の感染者は18日時点で10人。新規感染者は1000人以上、死者は91人だった。
レストラン、バー、ビアガーデン、ホテル、コンサートホールは営業を再開している。
シュパーン保健相によると、国民の約51%が少なくとも1回のワクチン接種を受けた。2回接種した人は国民の約30%。
ドイツでは9月に総選挙が実施される。ワクチン接種の進展とロックダウン(都市封鎖)の解除で、メルケル首相の与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の支持が拡大。世論調査の支持率は28%で、2位の緑の党を8ポイントリードしている。