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米GE、第4四半期は供給網の混乱で減収 株価8%安
1月25日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が発表した第4・四半期(12月まで)決算は、世界的なサプライチェーン(供給網)の混乱が続く中、減収となった。これを受け、株価は序盤の取引で一時8%安となった。写真は2021年11月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)
[シカゴ 25日 ロイター] - 米ゼネラル・エレクトリック(GE)が25日に発表した第4・四半期(12月まで)決算は、世界的なサプライチェーン(供給網)の混乱が続く中、減収となった。これを受け、株価は序盤の取引で一時8%安となった。
GEは会社を3分割することを発表済み。稼ぎ頭の航空分野を擁するGE本体の業績は同分野での20%超の増収を見込み、今年は増収に転じる見通し。通期の利益やフリーキャッシュフローも増加すると見込んだ。
22年の業績予想は新たな報告形式に基づいている。
22年通期の調整後1株利益の予想レンジは2.80─3.50ドル。21年は1.71ドルだった。
通期のフリーキャッシュフローは21年の26億ドルから55億─65億ドルに増加すると見込んだ。
新たな報告形式では、金融サービス部門のGEキャピタルを独立した事業セグメントとして報告しなくなる。
第4・四半期の売上高は従来の報告形式で前年同期比3%減の203億ドル。市場予想の215億ドルも下回った。調整後1株利益は0.92ドル。市場予想は0.85ドルだった。
ラリー・カルプ最高経営責任者(CEO)はロイターとのインタビューで、世界のサプライチェーン(供給網)に関する問題にまだ解決の目処が立っていないと指摘。また、22年はインフレ圧力がやや強まると述べた。