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中国不動産開発の世茂、複合施設持ち分を国有企業に売却

2022年01月25日(火)13時22分

 1月25日、中国の不動産開発会社、世茂集団は24日遅く、広州の複合施設の持ち分26.7%を合弁相手の国有不動産開発会社、中国海外発展(COLI)に18億4000万元(2億9065万ドル)で売却したと発表した。写真は上海で13日撮影(2022年 ロイター/Aly Song)

[香港 25日 ロイター] - 中国の不動産開発会社、世茂集団は24日遅く、広州の複合施設の持ち分26.7%を合弁相手の国有不動産開発会社、中国海外発展(COLI)に18億4000万元(2億9065万ドル)で売却したと発表した。

この複合施設を巡っては、同じく26.7%の権益を持つ雅居楽も先に同様の発表をしていた。

COLIは25日、世茂と雅居楽からの持ち分買い取りについて「不動産開発事業を一段と強化」する上で好機と説明し、取引完了後の自社の持ち分は20%から73.3%に拡大すると明らかにした。

世茂は今月、信託会社から受けていた融資でデフォルト(債務不履行)を起こし、一部の資産担保証券(ABS)の支払い期日を延期。債務を減らすため一部資産の売却を検討する方針を示していた。

25日の取引で世茂の株価は3%上昇。COLIは1.1%安となっている。雅居楽は2.2%安。

ロイター
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