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NY外為市場=ドル下落、米債利回りの低下受け
ニューヨーク外為市場では、米債利回りの低下を受けドルが下落した。昨年5月撮影(2022 年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration)
[ニューヨーク 21日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、米債利回りの低下を受けドルが下落した。市場では来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ見通しが一段と明確になるかが注目されている。
今週は米連邦準備理事会(FRB)が想定以上のペースで金融政策を引き締めるとの見方から米債利回りとドルが上昇。ドル指数の週間上昇率は12月中旬以降で最大となる見込み。
CIBCキャピタル・マーケッツの北米外為戦略部門責任者、ビパ
ン・ライ氏は、FOMCの声明が来週発表されるまで「あらゆる市場が落ち着きをやや取り戻すだろう」と指摘。「データ面で特に手がかり材料がないことを考慮すると、きょうのドル相場が幾分穏やかなのは理にかなっている」と述べた。
ドル指数は0.1%安の95.650。ただ週間では0.5%上昇した。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは6%安。8月以来の安値を付けた。イーサも8%超下げた。
ドル/円は0.4%安の113.680円。週間では約0.5%下落した。
ユーロ/ドルは0.3%高の1.1341ドル。週間では約0.6%安だった。
ポンド/ドルは0.3%安の1.3553ドル。英国立統計局(ONS)が21日発表した12月の小売売上高は、前月比3.7%減少し、ロックダウン(都市封鎖)中だった2021年1月以来の大幅な落ち込みとなった。